本屋で立ち読みしたら主人公は40代半ばのテレビ局のプロデューサー。お、これはおもしろそうじゃないの?と思って、ぶ厚いけど購入。読み始めると、テレビ局の様子を書いた部分が、いつもの清水義範の文体なのだが、これが説明臭くてなんだか小説っぽくない。これはしくじったかなあ・・・と思いながらも話の筋には興味があるので読み進むうちに、内容は不登校になった中学生の息子と父親の復活に向けての取り組みと、やはりもう一度やり直すことに向けての夫婦の関係の話になり、面白くなってくる。
タイトルの「冬至祭」と物語の内容の合致は、終盤に出て来る。
読み終わったら、「これはドラマの台本になるのではないかな?」と思った。 |
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