著者は甲南大学文学部教授。神戸新聞に連載していたことばのコラムをまとめた本である。
実は私は都染先生からの要請で、今年4月から甲南大学で「マスコミ言語研究」という講座を担当している。この本は「贈呈」していただいたのだが、恥ずかしながら、神戸新聞で都染先生がこういった連載をされているのを知らなかった。
一口に関西弁と言っても、神戸と大阪、京都で言葉が違うし、神戸と播磨地域とでも微妙に言葉が違う。そういった「実態」であるところの大学生と、常日頃接している都染先生は、うらやましい環境に身を置いていると言えるだろう。
神戸の子どもたちの間で、グループを二つに分ける時に使う「ウラオモテ」に関しては、私が6年ほど前に「ニューススクランブル」の取材で放送したのだが、そのことに関しても書いてくれている。方言に興味のある方、特に関西、神戸弁に興味のある方は、読んでみてください!
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