米原万里の書評でほめていたのを見て、4年前に購入したままになっていたものを本棚から取り出して読んだ。おもしろいねー!感覚としては若い頃に読んだ筒井康隆のような感じ。こんな精神科の医者がいたら、怖いけど。けど名医なのかなあ。
表紙の装丁が「プール」なんだけど、ちょっと質感のあるキラキラした素材を使っていて、本当に水の中にいるような感じで、きれい。
5編の短編連作の中で、一番「いま」(と言っても4年前だけど、現在にも共通している)を表現しているのは、4本目の「フレンズ」かな。携帯電話中毒の子どもの話。是非、読んでみてください。
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