いやあ、出てるとは知らなかった、もっとドドーンと出るのかと思っていたら、文庫で比較的ひっそりと出ていました。気づかなかったなあ、もう1年も前に出ていたなんて・・・楽しみにしていたのに。とにかく見つけることができてよかった。
「新解さん」の発見者(書いたのは赤瀬川源平だが)とも言える著者による『新明解国語辞典第六版』の分析本。よくもまあ、ここまで細かく読めるなあと感心します。
実は私も、今回の「第六版」は、去年の2月から4月にかけて、1616ページまで「読破」し、いろいろと言葉をチェックしたのですが・・・それを記したノートを紛失してしまった!なんてこった・・・。
私が今回の「第六版」で一番「ひえー」と思ったのは「遅かれ早かれ」の用例で、
「遅かれ早かれ電子辞書の時代になる」
というものであるが、これは夏石さんももちろん、きっちりとチェックされていた。
この本を読む前にまず『新解さんの謎』を読んでくださいね。そのほうが、おもしろさは倍加するから。
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