久々に会った友人と「本」について話をした際に、東野圭吾の本の話になった。私は、 「東野圭吾は、デビュー作を読んだあとは『幻夜』しか読んでない。こないだの直木賞受賞作も、買ったけどまだ読んでない」 と言うと、 「あれもよかったけどな。おれが読んだ中でベスト1はこれや!」 と言って貸してくれたのが本書。440ページもあるが、たしかに一気に読ませる本だった。ただ、僕の読んだ中では『幻夜』の方がよかったな、というのが感想。最後の方に、ちょっと山場があるけど、それまでは青春小説みたいな感じだった。
(2006、10、7読了)