ヘッダー Space『ことば遊びの楽しみ』
(阿刀田高、岩波新書:2006、5、19)
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ドイツワールドカップ取材に行ってきました!負けてしまった日本対オーストラリア戦です。その帰りの飛行機の中で読み終わった本。
言葉遊びは、ダジャレから回文に至るまで、良い頭の体操になる。
阿刀田さんが最初に書いているが、日本語は母音が5つしかなく音が少ないから同音異義語がたくさん出来て、だからこそ、ダジャレや掛詞などの文化が栄えるのではないか、と。
— 言われてみれば、そうかもしれないな —
阿刀田さんの作品でよく使われる書き方だ。「 」(カギカッコ)や( )(カッコ)ではなく、心に浮かんだ思いを、セリフのように、独り言のように表す方法として効果的に使っていると思う。
回文の項では、私が参加していた「たいこめの会」の会員の一人、"回文名人"の杉本 寛さんも出てくる。やっぱりあの人は天才だったのだなあ、と再確認した。

★★★
(2006、6、13読了)
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