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『お天気おじさんへの道』
(泉 麻人、講談社:2005、12、20)
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東京出張した折りに、会議開始までの間、銀ブラしていて見かけた本屋さんで見つけた本。あの泉 麻人さんが、いつの間にか「気象予報士」の試験に合格していたと!知らなかったなあ。その話を若い人にしたら、「『いずみあさと』って、誰ですか?」と、泉 麻人自体を知らなかった・・・。
その泉さんの(テンション、下がるなあ)合格に至るまでの約2年をつづったエッセイ。やっぱり「おたく」的要素がある人がなるんだよねえ、気象予報士って・・・というと、
「差別やあ!」「そんなことありません!」
とお叱りを受けそうだが、何も「おたく」がいけないとは、私は言っていませんよ。それぐらい、お天気に興味のある人でないと合格しない資格・・・・それだけ「プロ」だってことですよ。
「ゲツキン!」に出ている気象予報士のYさんだって、天気予想図に台風を見つけただけで、その予想図をじっと見つめて、「ワクワクしますねえ。」というぐらいですから、何にも知らない人から見ると「・・・ヘンな人」と思われても仕方がないのではないかと。「プロ」というものは、そういうものでしょう。
いつもの「泉節」で、楽しく読めます。

★★★
(2006、4、8読了)
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