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『国家の品格』
(藤原正彦、新潮新書:2005、11、22発行、2006、2、13第14刷)
いつの間にかベストセラーになっているこの本。知人から「ひょんなことで手にして読んだら、まっとうなことが書いてあるし、おもしろかった。でもなぜ、こんな名も知らないおじさんが書いた本が、宣伝もしないのに売れているのかが不思議」とメールが来た。そこで、こんな返事を出した。
「藤原正彦さんは、御茶の水女子大学の数学の先生ですが、お父さんは作家の新田次郎で、おかあさんも『流れる星は生きている』を書いた藤原ていさんという「物書き一家」に生まれました。私は新田次郎の本は、親父の影響で中学時代から読んでいましたので、藤原正彦さんが『若き数学者のアメリカ』を書いて出てきたときに、既に読んで藤原正彦という名前は知っていました。最近は「国語」に関する著述が増えているので、よく読んでいます。『国家の品格』は立ち読みでパラパラと見て「またおんなじこと書いてるな」と思ったのだ、しばらく買いませんでしたが、書評などでも取り上げられ、ベストセラーになっているようなので、一応買って、まだ読みかけです。つまり「藤原正彦」は著名人と言ってよいでしょう。それと、今回映画化された『博士が愛した数式』の原作を、作家の小川洋子が書く際に、数学的知識のない彼女が「顧問」(?)として、いろいろ話を聞いたのが藤原正彦であったということです。ちくまプリマー新書から二人の対談の様子を記録した本も出ていて、それは読みました。もちろん、『博士が愛した数式』は、出たときに読んで、「イチオシ」です。小川洋子は阪神ファンです。てなことで。『国家の品格』ってタイトルが右翼っぽくて、受けたのではないですか?」
まあ、そういうことで読んだら、書いた本ではなく「講演」の記録でした。と言うことは、「口述筆記」の養老先生の『バカの壁』と似ているような面もあるわけで。「書き言葉」ではなく「話し言葉」ということですね、ともに。「書き言葉」で書かれた本より「話し言葉」で書かれた本の方が売れるというのも「なんだかなあ・・・」と思いますが、多くの人にとって「話し言葉」の方がわかりやすいというのは事実でしょう。
さて、藤原先生の説く「英語より中味(日本語)を」とか「近代的合理清新の限界」の部分には納得できますし、「自由、平等、民主主義を疑う」にも「ホホウ」と思いました。
しかし「武士道精神」に重きをおく藤原先生の言い分については、わからなくはないのですが、若い頃、当時の部長に、
「相手に非があったとしても、1か所だけ逃げ道を残しといてやることが大切や。『武士の情け』や、みっちゃん」
と言われて、
「ボクは武士ではありませんから。」
と、にべもなく答えた私としては、「武士」を持ってこられると、「なんだかなあ」と思ってしまうのです。
(2006、3、4読了)
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