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『クライマーズ・ハイ』
(横山秀夫、文藝春秋:2003、8、21)
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2005年に読み終えた最後の本。正月休みに読みました。本当は、このドラマを12月の頭に放送していたので、それを見る前までに読み終わりたかったのだけど、無理だったし、ドラマも見逃してしまった・・・。
しかし、これは読み応えのある小説だった。1985年8月12日、日航機墜落事故の時の群馬県の新聞社のデスクが主人公。私もあの日、泊まり勤務だったので事故のニュースを読売テレビの旧社屋のスタジオから伝えた。
新聞社における仕事の様子、社内の権力闘争の様子、そして前代未聞の巨大事故。臨場感あふれるドラマが展開されていく。さすが、著者は元・群馬県の地方新聞社で記者をしていただけのことはある。ドキュメンタリーと言ってもいいような迫力である。著者の作品は、これまでに最新作の『震度0』しか読んでいなかったのだが、それよりもこの『クラマーズ・ハイ』の方が、数倍おもしろい。一読をお勧めする

★★★★
(2005、12、26読了)
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