• 2007年12月25日
  • 2007年12月25日

  • 2007.12.25

 今年もついに残すところ一週間を切ってしまいました。先週は個人的な忘年会の話をしたけど、まだまだこの時期は忘年会シーズンが続きます。関係各社の忘年会や謝恩会が連日のように開かれていてね。超大手出版社の集英社・小学館・講談社は偶然かどうか、だいたい1週間ずつずれて、この順で東京・帝国ホテルででっかいパーティーを開催してます。で、先週催されたのは小学館の「謝恩の会」、孔雀の間というとんでもなく広く大きな宴会場に千人以上の参加者が集まったんだ。文字通り人でごったがえすパーティーであります。同じ場所で同じような料理や飲み物がでていても、なんとなくそれぞれの出版社カラーが出てる感じでおもしろいものです。それぞれのパーティーに顔を出していると、やっぱり同じ業界だし毎回よく会ってしまう人もいるんだ。「また会いましたね」なんて笑顔であいさつ、お互い無事に年末を迎えられた事をこれで認識できたりして。こーゆーパーティーのポイントはそんなところにもある気はします。そんな会場には、出版社の人や関係者だけでなく、著名な人から若い人まで、大勢の漫画家さんやタレントさんの姿も見られます。料理もさっき各社同じようなって言ったけど、レベルはすごくて、おいしいし、きれいなデコレーションが施されてたりして、

 さすが帝国ホテル、最高のもてなしをしようという気合いを感じます。でもいろんな人とのあいさつや会話が忙しく楽しく、なかなか落ち着いて料理をいただく余裕ができません。パーティーで腹いっぱいになるのはムツカシイですね。各出版社はさすがでパーティー参加者全員に記念品をくれるんだけど、今回の小学館は携帯型の体脂肪計でした。ムムム…食生活には注意しましょうという意味が込められているのでしょう。カバンに常時入れとこうっと。預けたカバンやコートを引き取りにクロークの長い列に並ぶのにも時節を感じたりするね。そんなことを思うのも外が寒いからかなあ。

 その後の二次会は雑誌ごとに会場を移して行われ、スワッチはサンライズ・富岡P、小形P、文芸の高橋さんと一緒に「少年サンデー二次会」会場の六本木Aへ。同じ建物で開かれていた「ヤングサンデー二次会」にも顔を出してきました。こっちの二次会には、今年コナン応援団として「名探偵コナン」をPRして、番組にも声で出演してくれた山本梓さんも来ていてね。きっちりご挨拶ができました。二次会はサンデー編集スタッフやいろんなゲストが楽しいあいさつを披露、そしてメインは豪華賞品が当たるビンゴ大会。スワッチは今まで何年も当たった事がなかったのに、結界師やコナンのアニメチームとしてはただ1人ビンゴしてしまってね。任天堂のWiiをゲットしちゃいました。どうしちゃったんだろう、めったにないことなので、今年もあと少しだけど妙なところで運を使い切っちゃったりしないように、なんて考えちゃいます。そうそう来年、「少年サンデー」と「少年マガジン」は創刊50年イヤーに突入するそうです。この2次会のタイトルも

これはかなり感慨が深い。というのもスワッチが生まれたのがサンデー・マガジンの創刊とひと月違いなんだ。つーことはもうそんな年なんだよな、そんなこんなでイノシシ年男の1年が暮れていくのでありまして、そんな時にビンゴが当たったのもよかったのかもですね。

 そして、「結界師」のアフレコは残り1回になってしまいました。で“ラス前”アフレコ後はいつものようにお世話になっている赤坂Sで食事会。このお店のお座敷には「結界師」の大きなポスターがずっと貼ってあってね。そのB全ポスターにはアニメ「結界師」に出演した声優さんほぼ全員とスタッフのサインが書いてあるんだ。これはものすごい人数なのね。この写真で数えることができるかな?

 アフレコが終了するとこの店で開かれる結界師チームの食事会も終わってしまうので、いろんなものが積み重なった大事なポスターをはずし、綺麗にフレーム装などしてサンライズさんで飾って保存することにしました。それにしてもこの店にはいろいろ思い出が出来ました。スワッチはお店のマスター・佐藤さんにワイン持ち込み許可を得て、飲むワインをネットで注文してお店に送っていたんだけど、1回1ダースで10回以上送っているから120本以上のワインをこのお店で飲んだ事になるんだよね。大きな赤ちょうちんの店なのに妙にワインが料理と合って、いろいろたくさんいただきました。ベストメニューはここの焼きギョーザとイタリア赤ワインかな。さて、番組の方もダビング作業の最初に通しで見た後、毎回ため息がでるくらい面白い作品だねって隣のこだま兼嗣監督と話しています。シリーズ構成もがんばってくれた脚本家・大野木寛さんともしみじみ「結界師」の面白さを再確認、放送が深夜に移動した後はシナリオやいろんな表現も含めて、やんちゃにはじける事ができたし、ゴールデンタイムではできなかった事ができたかな。制作本数はともかく内容的には思い切りがんばったので、悔いがない作品になったと思っています。最後のアフレコの事はまた近くどこかでお話しますね。

 で、結構珍しいメンバーがクリスマス気分最高の土曜日に集合しました。こだまさん・山本さん・佐藤さんの歴代TVコナン監督3代が勢ぞろい!に加え、高山みなみさんに北田P、アニメ絵の仕上げ・中尾さん、古川さんの8人が吉祥寺Jでわいわいお話しまくりの食事会です。コナン制作のいろいろ思い出話が続出、さすがに知らなかった事実がボロボロ出てきて笑いとびっくりの大騒ぎ。冷たい雨の深夜に「シティーハンター」当時のスタッフもゆかり深い店Dに移動して、ワインと野菜サラダで思い出話はえんえんと続いたのであります。いやー楽しい時間を有難うございました。そういえばその場でも話題になったのですが、某局ドラマ「○リレオ」最終回でF山さん演じる主人公が、爆発を阻止するため赤か青の導線を切らなくてはいけない場面に「アニメを見ておくべきだった」みたいなことを言いました。このアニメって映画名探偵コナン「時計じかけの摩天楼」のことだよね!って思うのは調子がよすぎでしょうか?それにしてもスワッチがリタイアしたのもタイガイな時間だったのに、このチーム、その後も盛り上がりは続き、終宴は朝の5時過ぎ、って実は佐藤監督は車で来ててお酒無しでそのノリはちょっとすご過ぎ!

 今回は今年最後の日記になるので、簡単に1年を振り返ってみましょう。2007年はレギュラー番組の維持、金田一などのスペシャル番組、そして新番組「ヤッターマン」の準備などよく動いた年でした。大変なことも多く、良い事はそんなに多くなかった感じかな。でもとにかく前向きに楽しく何とか1年の乗り切れそうという状態なので、言ってみれば来年に向けた“胎動”の1年だったかも。スタッフや周りのチームワークとみんなのがんばりをもって、新年を花いっぱいに迎えれる気持ちになっていることに感謝してペンを置こうと思います。みなさんは今年1年振り返ってどうでしたか?来年も「名探偵コナン」「結界師」、そして新番組「ヤッターマン」といった読売テレビのアニメを見て元気になって下さいね。2007年1年間、この日記を読んでいただき本当にありがとうございました。というわけで、2008年はみんなガンガンがんばって跳躍の年にしていきましょうね。それでは良いお年をお迎え下さいませ。