• アニメいずめんと
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  • 2008.05.27

 みなさん、いつもいつもYTVのHPにおいでいただき、「ヤッターマン」「名探偵コナン」のBBSに多くの書き込みをしていただいてありがとうございます。時間を見て極力目を通させてもらっているんだけど、みんなの書き込みを読むと、それにしても情報をよくチェックしてくれているんだなあ、といつも感心してしまいます。すでに「名探偵コナン」のBBSに書き込みされていたので皆さん知ってるみたいだけど、6月16日の放送再開から3代目佐藤真人監督に代わり、於地紘仁さんに4代目監督をお願いする事になりました。於地さんのコナンでの代表作のひとつが「名探偵コナン」初めての1時間オリジナルSP「呪いの仮面は冷たく笑う」であります。これはスワッチもよく覚えている作品なんだけど、「ヤッターマン」の脚本家・加藤陽一さんも「『呪いの仮面は冷たく笑う』はコナンの中でもトリックの発想が秀逸で1番おもしろい作品の1つですよ」と言ってくれてね。当時の於地さんの仕事は脚本、絵コンテ、演出を1人で全てやってのけるタイプ。他にも本格ミステリータイプの見ごたえあるコナンのシナリオを書いてもらっていたんだけど、どちらかと言えば「金田一少年の事件簿」の世界の方が近いかも、なんて本人も言うんですが、コナンのスペシャリストであることは間違いありません。脚本家などとしてコナンの世界を作ってくれていた於地さんとはここ数年ご無沙汰だったんだけど、今回TMSコナンチームのチーフ・吉岡Pが声をかけてくれて、再び一緒にTVシリーズ「名探偵コナン」を作っていく事になりました。

 そして先日、於地監督が初めて監督としてかかわった作品のアフレコ収録が行われてね。それも高山みなみさんの誕生日後、初めてのアフレコだったから小林Pがお祝いのケーキを用意してきてくれていろいろみんなで祝って食べさせてもらいました(写真(1)はろうそくに火がともったみなみさん誕生日お祝いケーキです)。

 順調なアフレコ後は、於地監督たちと目黒のHで楽しく食事。於地監督はとても物静かな感じの方でね。監督業をしている人は自分はこんな方向です、という何かを持っている人が多いけど、彼もミステリーに対するハイクオリティ感覚のこだわりがすごく強いんだ。それでいてその中にしなやかなイメージもあるんだよね。というわけで皆さん、於地監督の初監督作品、6月16日月曜よる7時30分放送の「弁護士妃英理の証言(前編)」にどうかご期待下さいね。そうそう、BBSの話に戻るけど、前回の日記で東京・千駄ヶ谷にある「鳩森八幡神社」の富士塚の事を書いたら、早速BBSに「故郷みたいなものです」というリアクションがあったり、他にも通じるものがあったりして、みなさんスワッチ日記を読んでくださっているんだといつもうれしい気分になっています。これからもちゃーんとBBSをチェックしていくので、番組へのご意見、感想、応援などをどうぞ書き込んで下さいませね。

 今回の日記は更新が少し遅れてしまったけど、実はスワッチは昨年も参加したイベント「アニメいずめんと」(5月23日から25日開催)の会場、アメリカ・ノースカロライナ州ダーラムに行って来ました。この日記を書いているのは帰国した後です。今年は日本からは神谷明さん、「犬夜叉」七宝役の渡辺久美子さん、「名探偵コナン」キール役の三石琴乃さん、潘恵子さん、中田譲治さん、中尾隆盛さんらそうそうたる顔ぶれの声優さん、制作者としてスワッチ、10年連続の参加となる元東映アニメで現在は動画協会にも携わっている山口康男さんが参加してきました。日本以外からもアメリカで音響制作の仕事をされてる声優さんや音響ディレクターら約20人のアニメ関係者が参加していたんだ。イベントの内容について簡単に言うと、ゲストの声優さんや制作者がそれぞれ指定されたパネルの会場で、新しいもしくはレアな情報を伝えたり、ちょっと特別な映像を流したり、日本のアニメ大好きな観客の質問に答えたり、いろいろバラエティーに富んだものになってます。神谷さんは90分にわたってワークショップを行って、役者としての発音や演技指導をしていました。他にもアニメグッズの即売会があったり、同人誌が並べられたり、好きなアニメ作品の上映会があったり、とにかく参加者のほとんどはコスプレに身をまとい、本当に華やかな3日間のイベントとなりました(写真(2)はサイン会に並んでくれた犬夜叉さんと七宝さん)。

 11回目となった今年も大盛況で、だんだん参加者を収容できなくなってきたこのイベントは来年からは広い会場に移動するみたいなんだ。スワッチが神谷さんに声をかけていただき、参加してきて4回目。こうやってイベントが大きくなるのは良い事だし、一緒に成長しているみたいに感じれるのはステキだけど、慣れてきた会場への思い入れもあって少し寂しくもありますね(写真(3)は会場となっているホテルのバス)。

 スワッチは神谷さんと「名探偵コナン」について語る1コマ、渡辺さんと「犬夜叉」について語る1コマ、アニメのプロデューサーとして自身で語る1コマ、合計3コマのパネルを受け持ったんだ。会場のアニメファンの方々はどの話も興味を持って熱心に聞いてくれてね。英語に通訳してもらった瞬間、観客が笑ってくれたり、驚いてくれたりする姿は本当に嬉しいものです。次週はイベントの詳細、そしてちょっとした時間にお出掛けした話など、土産話をいろいろお伝えしますね。