• ZARD一周忌
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  • 2008.06.04

 テレビや新聞でも多く取り上げられていたけど、ZARDの坂井泉水さんの一周忌命日にあたる5月27日、東京の代々木競技場第一体育館で追悼コンサート「ZARD What a beautiful memory2008」が行われました。会場には9千人ものファンが集まってね。坂井さんの遺影にはたくさんの供花がそえられ、この日に対するファンの想いが感じられました(写真(1)はコナンスタッフからの供花)。

 スワッチもコンサートにご招待頂いて、なんとロイヤルボックス席からのステージ鑑賞です。名探偵コナンのスタッフも大勢呼んでいただき、小五郎役の神谷明さん、新一役の山口勝平さん、目暮警部役の茶風林さん、元太役の高木渉さん、歩美役の岩井由希子さん、そしてTMSの小島P、小林P、山川Pや北田P、小学館の浅井さん、音響監督の井澤さん、APUスタジオのスタッフのみなさんなど、コナンチーム総勢20人でコンサートに参加してきたんだ。

 ステージでは坂井さんが歌ったり歩いたりする映像に合わせ、27人のバンドアーティストたちが生演奏し、坂井さんの歌に華を添えていました。3時間近くに渡って30曲以上の曲が披露されて、作曲者の大野愛果さんや坂井さんとコーラスした事もある上木彩矢さんもステージで映像の坂井さんに合わせて歌ってくれたんだ。とにかく驚くべきは映像とナマの演奏のシンクロであります。実際どうやってるんだろう、あんまりにも見事にぴたっと合っているので、ホント坂井さんがそこにいるかのように感じてしまったのはスワッチだけではなかったはず。入場時にサイリウム(光るスティック)を受け取った観客は「あなたに帰りたい」という曲で一斉にパキッと折って美しイブルーを浮かび上がらせます。曲のリズムに合わせて、客席はひとつひとつブルーライトに美しく揺れて染まり、何とも言えなく厳かな雰囲気に包まれました。

 舞台進行MCはステージと場内の雰囲気をあたたかくまとめるように、東京FMのアナウンサーの方が見事にされていました。歌の紹介や坂井さんのいろいろなエピソード話を交えてお話してくれたんだけど、最後のTV出演映像が使われた「ミュージックステーション」以外に唯一番組名が紹介されたのは 「名探偵コナン」ただ1つ。坂井さんが好きだった番組として 「名探偵コナン」の名前が出て、「翼を広げて」が主題歌として使われていて現在公開中ということで映画「戦慄の楽譜(フルスコア) 」のタイトルも登場。都合2回もコナンが紹介されて、その場でちょっと震えるくらい感激したし、ZARDとコナンの深い繋がりを改めて感じる事ができました。この一周忌というタイミングに本当に良いコンサートに出会えて、複雑ではありますが、感謝の想いでいっぱいです。コンサート後、参加したコナンチームの20人は誰も帰らず(帰る気になれず?)、東京・渋谷のLというお店で一緒にお食事であります。夜遅い時間から20人も入れるお店がよくあったな、なんてと変な所に感心してしまいました。ともかく少ないスタッフで急な対応にもちゃんと答えてくれたLにもありがとう。いっぱいそんな気持ちにさせてくれたコンサートでした。

 今、「ヤッターマン」「名探偵コナン」は放送お休み中だけど、6月16日の再開に向け、みなさんに面白く良い作品をお送りできるようにどん欲に改革を進めています。もう知ってくれてるコナンのOPとEDの変更に加えて、「ヤッターマン」も7月にOP・ED曲が代わるのもその1つ。それぞれに監督以下、よりよい番組を作るためにスタッフは一丸となって頑張っているので、再開をもう少しだけ楽しみに待っていて下さいね。

 3日間のイベント期間中、丸2日ちょっとしか会場にいることができなかったけど、サイン会を通して大勢のコスプレ姿の人と話したり、一緒に記念撮影をしたり、日本のグッズの即売会を見学したり、日本のアニメのファンとの交流をイロイロな形で楽しんできました。スワッチは普通のGジャンな服装のままでしたが、現地の人たち同様に自らコスプレに身を包んだ渡辺久美子さまはホント目立ってました(写真(2)中央のステキな背中姿が渡辺さん)

 彼女と一緒に会場の内外を歩いて回って、かなりな確率で現地の人に「写真を撮らして」と声をかけられたり、本当にイベントに溶け込んでいましたよ。これって日本人ゲストとしては初めての行為だそう。この様子は彼女のブログに詳しく紹介されているようです。即売会では、アニメグッズのほか、刀剣類や鎧なんてモノも売られていてね。アメリカのアニメファンは日本の文化のどこに着目しているのか?が良く見える品揃えでしたね。そこでライセンシーされてないコナン絵柄の財布をゲット(こーゆーのはなるべく人の手に渡したくない)してきました。ほかのキャラでも正規品に混じってやっぱりいくつかあるよね。どこの国においてもこれは正直残念なコトです。

 イベントのプログラムをこなし夕方に時間ができたので、神谷明さん・中尾隆盛さん・中田譲治さんと「ブルーグラス」というジャンルの音楽を聴きにBass Mountain Music Parkという場所での野外コンサートへ行ってきました。

 ブルーグラスとはアメリカンカントリーのような音楽で、ギター、マンドリンなどの弦楽器を弾いて演奏するんだ。出演した各バンドはそれぞれ30分位演奏してくれて交代、それが3日間何組も延々と続くコンサートでね。会場は車で1時間ほど、こんな所まで入れるんだ!ってくらいいくつもの丘の奥に、急に駐車場がひらけちゃいます。キャンピングカーも多く、みんなブルーグラスを横にのんびり日々を過ごすスタイルなのね。大自然に囲まれた丘のなだらかな斜面にステージがあって、観客はチェアを用意したり文字通り草に腰掛けて音楽を楽しむんだ。というわけで夕暮れの中、みんなでダンボールなどを敷いて座り、持参したワインを飲みながらブルーグラスを聴いたりするのが、もう言葉にできないくらい最高(写真(3)は会場の様子。中央の明るい所がステージ)。

 かすかに林を抜ける風を感じながら、屋台の人が「バーベキュー」と呼んでいた野菜肉炒めのような料理に加え、ホットドックの香りもサカナにワイン3本。その雰囲気に包まれ、至福の2時間を過ごす事ができました。別な屋台で、神谷さんが「良いよ」とオススメするCDを買ってしまったんだけど、そこにCDアーチスト当の本人がいて、しっかりサインしてくれたりするのもお楽しみだったり。帰り道は怖いくらい真っ暗な場所に車を停めて、車の全く通らないアスファルトに横たわり、全天きれいに降るような星空を眺め、なんだか久しぶりに全身がすっきり透き通った気持ちになりました。いつもながらイベントのスタッフのみなさま、本当にありがとうございました。