• アニメ7会見
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  • 2008.10.14

 先週の金曜日、東京・日本テレビ汐留本社で10月20日よる7時にスタートする新番組「アニメ☆7(セブン)」の記者会見を行い、たくさんの報道陣が駆けつけてくれました(写真(1)は会見ステージのバックパネル)。会見には「名探偵コナン」からコナン役の高山みなみさん、新一と怪盗キッドの2役を演じる山口勝平さん、「ヤッターマン」からドロンジョ役の小原乃梨子さん、ナレーションやヤッターワンなどを演じる山寺宏一さんが出席してくれました。高山さんの「真実はいつも一つ」を皮切りに役者さんたちはそれぞれ自分が演じる役柄の名台詞を言いながら登場してくれたんだ。山口さんは「「LADIES&GENTLEMAN アニメ☆7の幕が上がるぜ〜」とキッド風に番組スタートの狼煙を上げてくれました。

 会見の冒頭にはスワッチがあいさつ。アニメが仕事になって20年以上ですが、こーゆー記者会見は実は初めてのコト。そんな会見においでいただいた記者の方々やゲストのみなさんに御礼を申し上げ、昭和41年「黄金バット」から始まる読売テレビのアニメの歴史なども少し加えて、今回の「アニメ☆7」に対する意気込みを伝えさせていただきました。司会の小林杏奈YTVアナが番組の概要、今後の放送ラインナップなどを発表し、その後、役者さんたちは番組への思い入れ、見どころなどを語ってくれたんだ。

 というわけで「アニメ☆7」の幕開けを飾るのが3週連続となる「名探偵コナン」の1時間スペシャル。しかも怪盗キッド、工藤新一、服部平次という「名探偵コナン」が誇るイケメン3人が連続して登場。で前回の日記でアフレコの様子をお伝えした20日放送の「名探偵コナン 怪盗キッドの瞬間移動魔術(テレポーテーションマジック)」が第1弾。この回の見どころを語る時、勝平ちゃんとみなみさんの息の合った掛け合いを見る事ができました。勝平ちゃんが「白昼堂々と怪盗キッドがテレポーテーションしてしまう。瞬間移動で狙った獲物を奪っていくという…」と内容を語っていたら、みなみさんが「まあテレポーテーションというか…。ただの奇術なんですけど」と横やり。「いやいや、テレポーテーションですよ」と慌てて訂正すると、「まあね、コナンがそのトリックを暴くという感じですね」と返して、本編より一足先にコナンVSキッドの楽しい場外バトルの様相。

 この時発表されたんだけど、20日の放送では指定した時刻にTV画面に隠れたキーワードを探し出す「怪盗キッドからの挑戦状!」と題したクイズ企画を実施します。制作スタッフにもちょっと無理をお願いしちゃった珍しいカタチの番組内容連動クイズだから、このHPでもちゃんとチェックして参加して下さいね。

 第2弾は27日放送の「名探偵コナン 工藤新一NYの事件」。この1時間スペシャルは以前放送された作品に新たに音楽を加えていて、原作にない書き下ろしエピソードも初公開されるんだ。今度は新一役として勝平君が「新一君は『名探偵コナン』が始まってからずっとみなみさんと一緒に作り上げてきたキャラクター。滅多に出番はないんですけど…。今回のスペシャルは、まだ探偵として名を馳せていない工藤新一の初めての本格的な推理劇。当時もすごく面白かった作品に、さらに新作部分を加えているという事です」と役柄への思い入れ、見どころを語ってくれました。高山さんは「新一が出てくると嬉しいですよ。出番はなくなりますけど」とユーモアたっぷりに新一が活躍するスペシャルをPRしてくれました。そして、第3弾となる11月3日放送の「名探偵コナン 風林火山 迷宮の鎧武者」では、山梨県の山林を舞台にコナンと平次の推理バトルが繰り広げられます。皆さん、スタートダッシュを飾るこの強力なラインナップのオンエアを楽しみに待っていて下さいね。

 「名探偵コナン」に続き、「ヤッターマン」のスペシャル企画も発表しました。「アニメ☆7」初登場となる11月10日の放送は「ヤッターアンコウ登場だコロン!」。サブタイトルからもわかるようにヤッターワン、ヤッターペリカンの仲間、ヤッターアンコウがお披露目されます。会見前にちょうどこの回の収録があってね。小原さんは「さっき録音した時、初登場でアンコウちゃん出てきたんです。まあ、このおかしい事。本当に山ちゃんの多芸ぶりに驚いたところなんです」とヤッターアンコウも演じる山寺さんの演技をもちあげることしきり。

 そして11月24日はヤッターマン限定版(1時間スペシャル)。今クールのポイントは毎回アッと驚くスペシャルゲストが登場すること!その第1弾「ヤッターアンコウ登場だコロン!」に本人役として登場し、声も演じるのがあの世界のナベアツさん。というわけでこの会見にスペシャルゲストとしてナベアツさんも登場。ナベアツさんは「今からごあいさつ代わりに3の倍数の時だけアホになって、7の時に声優さんぽくなります」のネタを披露して会場は大ウケ。この後にアフレコを控えるナベアツさんは「ヤッターマンは前のシリーズがどんぴしゃの世代で、子供の時、毎週楽しみに見ていたアニメ。それに出られるなんて夢のようですね。これでがんばってジブリからもお声がかかるように。(山ちゃんが注意)すみません間違えました。つい欲が出てしまいました。とにかくがんばりますので、宜しくお願い致します」と意気込みを語ってくれてね。この時、山ちゃんは「小原さんは新しい流行に敏感で、本当にヤッターマンが始まってすぐのころ『オモロー』って小原さんがアドリブで言って、『すいません、わかりにくいので止めて下さい』ってボツになったんですよ」と裏話を明かして、ナベアツさんも「ありがとうございます、夢のようですよ」と喜んでいました。席上、司会者に「名探偵コナン」への出演の話を振られたナベアツさんは大乗り気。「それやったら早速、今から蝶ネクタイつけますよ」とコメントしたら、勝平ちゃんが「ナベアツさん、明らかに今コナン狙いでしたよね?」と突っ込みを入れてね。みなみさんが「被害者じゃない方が良いですよね?」と聞いたら、ナベアツさんは「真実はいつも1つ、いやミッ〜ツつって言いたいです」とまたまた爆笑ネタ。

 こんな感じで、会見はずっと笑いが絶えなくて終始和やかムード。とても温かく楽しい会見となりました。これからも「名探偵コナン」と「ヤッターマン」は「アニメ☆7」でタッグを組み、元気に走っていきます。ゴールデンタイムはアニメが数少なくなっているけど、「アニメ☆7」ではこれからも頑張って面白い番組にしていきますのでご期待くださいね。会見では言わなかったけど、番組ドアタマOPでは初めて両作品の楽しいコラボ映像が実現するんだ。これもオンエアで必ず見て下さい。

 会見後はゲストの皆さん、小林アナや宣伝のスタッフと食事に行くことができました。なじみの新橋Tの小部屋でちょっと変わった和の創作料理。いい会見のおかげで食事も美味しくてね。とにかくこの(食事じゃないよ会見だよ)エネルギーが視聴者の皆さまに伝わるような月曜19時の1時間番組を作っていくので、どうかこれからも応援をよろしくお願いいたします。

 「ウォンテッド」という映画を観たのが東京・新宿にある新宿プラザ劇場。1000人以上収容するこの大劇場が39年の歴史に幕を閉じ、もうすぐ閉館してしまうそうです(写真(2)は入り口上部外観。写真(3)は閉館ラストショーのポスター)。ここでは「インディー・ジョーンズ」などのオールナイトを観た事があって、オープニングで歓声をあげ、エンディングで大きな拍手をする“アメリカンチックな映画鑑賞”の思い出がある場所。閉館は残念です。映画はサービス満点の映像の連続でこのロシアのティムール・ベクマンベトフ監督にはこれからも注目でしょう。願わくば邦題の「ウォンテッド」は何かに変えてほしかった感じ。そしてこっちはずっと頑張ってほしいプラザ劇場の向かいにある大劇場・ミラノ座で観た「最後の初恋」という作品はちょっと荒々なストーリー。リチャード・ギアとダイアン・レインが共演した大人の恋愛ものなんだけど、ノースカロライナの海岸を舞台にしたあのロケ地には行ってみたいね。ダイアン・レインは1984年に公開された「ストリート・オブ・ファイヤー」という作品の主題歌とそのプロモーション映像は、「11PM」という番組で初めて編集作業をした思い出があって、強烈に印象が残ってる女優です。こちらの作品は邦題がきれいですね。とにかく大きなスクリーンで観るのが大好きです。