• 最後の月曜19時2本立て
  • 最後の月曜19時2本立て

  • 2009.03.10

 みなさま、月曜よる7時の「アニメ☆7」の“2階建て”放送は3月16日で、いよいよ最後の時を迎える事になりました。その次の週23日は「名探偵コナン」の1時間スペシャルだから「名探偵コナン」「ヤッターマン」のリズムで見られるのも16日限り。わずか半年の放送でしたが、我々スタッフは本当に色々な勉強や経験を積む事ができたと思ってます。むろん視聴者のみなさまを巻き込みながらではありましたが、こんなカタチの放送ができた事はみなさまの応援あってこそです。面白かった点、新味を出せた点、ご迷惑をかけた点、やり切れていなかった点、さまざまに評価の増減を繰り返しながらでも、ここまで放送できたことは本当に感謝しかありません。ありがとうございます。そういう訳なので16日よる7時はくれぐれもお見逃しのなきよう。これぞまさしくターニングポイント、正直言って歴史的な瞬間になる、そんな気さえしています。

 「アニメ☆7」の枠ではラストとなる「ヤッターマン」、16日の後半は「ヤッターマン さらばドロンボーついに解散だコロン!」を放送するよ。なんだかもう大変な事になっちゃってます。そう言えば、30年前のオリジナル版の最終回はドロンボー一味の人生の再スタートな感じを描いていたなあ。では現代、4月5日から日曜あさ7時の枠へ移動する「ヤッターマン」はその直前にどんなメッセージを残し、なにを見せて仕掛けてくれるのでしょうか。もちろん新シリーズの告知もしっかり、というよりなんだかヘンなキャラも新たに本編に登場しちゃうって(?)絶対に見なきゃソンです。

 そして16日の「アニメ☆7」前半は「名探偵コナン 柔よく謎を制す(後編)」を放送するよ。前編を見て犯人が誰だかわかったと思うけど、問題はその巧妙なトリック。先週も紹介したけど於地監督のサブタイトル案「合わせ技の名推理」というのは、もちろん英理と小五郎の推理の事。2人がどんな合わせ技を繰り出すのか、果たしてその合わせ技は一本とれるのか?コナンのアオリに聞こえないけど、とにかく間違いなく注目です。

 それから劇場最新作「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」(4月18日公開)のアフレコが8日の日曜日に都内スタジオで行われました。今作はポスターを見てもわかるように登場人物がものすごく多くてね。ジン、ウォッカやベルモット・キャンティ・コルンなどの黒ずくめの面々、新キャラも含めた警察関係のメンバーらが大挙出演しています。だからアフレコも約40人の役者さんが参加してスタジオやロビーは戦場のようでホント大変でした。でも大御所、浦上音響監督の指導の下、12時間30分かけて1日でとりあえずの収録を終える事ができました。ちなみにAPUスタジオさんでのスタッフみんなのお昼は崎陽軒のシューマイ弁当、夜はトンカツのとんき弁当でした。どちらもみんなおなかいっぱい、ムチャ美味しかったです。

 それにしてもすごいのが我らが座長のコナン役、高山みなみさん。今回のすべてのシーンを把握していてゲストの方々にも細かくフォローして、さらにえーっと、言ってもいいのかな、いつもに増しての強烈な出番の連続。演技に対するスピリッツはもちろん、どうしてそんなに声が続くのかな、と感心いたします。とにかく豪華なレギュラーメンバーほとんど総出演な事もあり、「疲れたけど久しぶりにたくさん素敵なメンバーが集まって楽しく収録できました」と言ってくれましたよ。いやー、日曜日終日の収録に参加してくれた役者や山本監督はじめスタッフのみなさま、本当にお疲れさまでした。さあ、スタッフのみなさまはこれからも大変でございます。ぜひ身体のほうもご自愛を心がけて頑張りましょうね。

 このアフレコに先駆け、毎年この時期恒例となっている「名探偵コナン」の新作映画のヒット祈願&お祓いをトムス・エンタテインメント近くの氷川神社でしてきました。先述したように今年は映画の中で警視庁にクローズアップされる箇所も多いせいか、いつもより大勢の役者、関係者、スタッフら約50人もが参加したんだ。高山みなみさん、山崎和佳奈さん、山本監督らが玉串を奉てんし、宮司さんに全員お祓いしてもらいました。スワッチは自分の手持ちの映画コナンのクリアファイルを、ひざの前に置いてお祓いしてもらうのを恒例にしています。今年も宮司さんが大麻(おおぬさ)をザッザッと振ってくださっている時、みんなと一緒に頭を垂れながら2枚を特別なクリアファイルにしてもらいました。きっと、このクリアファイルがスワッチの仕事に潤いを、喜びを与えてくれるはずです、そう信じてます(冒頭の写真(1))。みなさまもよろしければ劇場窓口で前売鑑賞券に付くクリアファイルをゲットしてくださいね。

 毎年この時期に恒例の「第54回 小学館漫画賞」の授賞式が都内のホテルで催されました(写真(2))。今年の〈少年向け部門〉は、あだち充先生『クロスゲーム』が受賞、なんと26年ぶりの受賞だそうです。この時間経過を経た上で〈少年向け部門〉という同部門での受賞ってなんだかものすごい事ですよね。強烈にリスペクトいたします。そんな訳で今週の2ショット写真(3)は左から、受賞式お祝いパーティーに駆けつけた同世代友人の漫画家・とがしやすたか先生とあだち先生です。あだち先生、本当におめでとうございました。