• ルパンコナン放送だー!
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  • 2009.03.25

 ついに月曜よる7時「アニメ☆7」が3月23日の放送で最終回となってしまいました。フィナーレを飾った1時間スペシャル「名探偵コナン 黒の組織との再会」は見てくれましたか?於地監督による哀ちゃんの新作部分、渋くて面白い=しぶおもろな感じととらえていますが、みなさんどうでした?とにかく長い間この枠で放送してきましたが、これで1つの時代が終焉を迎えてしまッたことになります。でも同時にこれは新たな時代の幕開けでもあります。「名探偵コナン」は4月4日から毎週土曜よる6時、「ヤッターマン」は4月5日から毎週日曜あさ7時に移動し、新しい時代の扉をグイッと開いて突き進んでいきます。これまで読売テレビの2大アニメを、温かく応援して下さって本当にありがとうございました。

 さて、いよいよ「ルパン三世VS名探偵コナン」の放送が近づいてきました。放送は3月27日よる9時からの「金曜特別ロードショー」です。何度も重ねてお伝えしますが「ルパン三世VS名探偵コナン」はこの時期最高のエンターテインメント、とんでもなく特別なイベント企画であります。こんな夢の共演はこれからそうそうあるモノじゃないので、見逃したら本当に後悔しますよ。素晴らしい名作になっているので、27日は何が何でも2時間9分の番組をオンタイムで楽しんで下さいね。もちろん本編以外にもちょっとした情報や見どころが満載。劇場最新作「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」(4月18日公開)の最新情報もちょっと工夫してお伝えします。見たら「なるほど」と感じられる特別な映像もあるので、その辺もオンエアまで楽しみにしていて下さいね。

 なので25日水曜発売の「週刊少年サンデー17号」は「ルパン三世VS名探偵コナン」の大特集号です。まずはその“世紀のコラボ表紙!”コナンとルパンの赤色を基調とした描き下ろしのキャラ競演、コピーは「夢のコラボTVアニメ」。で中身も何がすごいかってアナタ、青山剛昌先生とモンキーパンチ先生の魅惑のドリーム対談が面白い。ルパンが大好きな青山先生のびっくりコメントやモンキー先生の思い出コメントなど、ここだけでしか聞けないオドロキ&爆笑エピソードのオンパレード。ありえない直筆コラボサイン色紙プレゼントや特製ピンナップもついているし、この少年サンデーは100パー、マル必ゲットモノです。ここではサンデーにも載っていない、スワッチ撮影の素敵な雰囲気の2ショット写真をご覧になってください。

 その「少年サンデー」と「少年マガジン」が創刊されたのは1959年3月17日の事。ちょうど半世紀たった2009年3月17日に、帝国ホテルでの両誌の50周年を祝うバースデーパーティに参加してきました。冒頭の写真はそこに組まれたステージです。1000人以上が集ったこの会でとにかくごあいさつしたかったのがちばてつや先生。「あしたのジョー」世代にとって神様の1人、握手する手が震えます。青山先生や高橋留美子先生にもお会いできて最高の一夜になりました。何度か書いていますが、サンデーマガジンが50歳ならスワッチも、です。これからも偉大な歴史をまとった誌面に負けないようにがんばらねば、との気持ちになります。

 そんな気持ちを持続したままの状態で東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「東京国際アニメフェア2009」に参加してきました。写真は映画最新作をセットにした東宝さんのブースです。大変な混雑となった一般デーの20日、隣の会場で「東京アニメアワード」表彰式があって、いろんなジャンルでの今年1番のアニメ作品が発表されてました。が、それとは別にスワッチが関係したのは「第五回功労賞」。その選考委員をNTVの先輩・堀越さんから受け継ぎ、昨年からの何回かの選考会議を経て今回の功労賞顕彰式となりました。この功労賞というのは長年アニメ業界に携わり、その発展に大きく貢献してきた人たちを顕彰するもので、今回は9名(故人3名)の方々が選ばれたのです。

 今回からの選考委員にはアニプレックス・植田さん、HALF HP・中野さんなど、へぇーっと驚いた親しい面々も顔を揃え、大変難しい作業の中でもちょっと楽しく選考できたりしました。そんな10名の委員による選考の結果、9名の受賞者の中に「ヤッターマン」の笹川ひろし総監督、ボヤッキー役・八奈見乗児さんが入る事になったのであります。もちろん受賞して当然の経歴ですし、今現在の関係作品「ヤッターマン」プロデューサーとして応援はしましたが、その直接関係者が2名も受賞するって事になって、もうすごいやらうれしいやら。さらに驚く事にはその尊敬するお二方に、スワッチがプレゼンターとして直接顕彰状と記念のクリスタルをお渡しする事になってしまったのであります。

 広い会場に大勢の観客が見守る中、9名の受賞者が登壇、プレゼンテーターは植田さんとトムス・エンタテインメント・青野さんとスワッチが舞台下手袖から登場、それぞれが3人ずつ担当することにあいなりました。何が大変僭越かってこんな僭越な事はないでしょう、でもそれを乗り越えて、スワッチは笹川さん、八奈見さん、そして故小松原一男さん(すごいアニメーターの方でしたようです)代理のオープロダクション・なみきさんに顕彰状と見事なクリスタルをお渡しさせていただきました。基本は「表彰状、○○殿」と呼び上げるのですが、いろんな感動や感情が巻き起こり、他のプレゼンテーターより明らかに大きな声で「笹川ひろし殿」「八奈見乗児殿」と名前を読み上げていました。さらに大きく「おめでとうございます!」とも、しっかり握手をしながら。

 笹川さん、八奈見さん、本当におめでとうございます。お2人は「迷ってます、こんな賞を頂いていいんですか」なんて仰っていましたが、とんでもございません。グレイトな実力を有する大先輩たちがこのような賞を受け取り、それを目指す後輩たちが技術や精神をキチンと受け継いでいく事は、何よりもマンパワーを重視するアニメ界にとっては本当に大切な事なんです。これからも「ヤッターマン」そして日本のアニメーション界のリーダーとして元気にがんばってください。その横で、一緒に盛り上げていくように我々もしっかり走っていきますよ。

 先週は劇場版第13弾「名探偵コナン 漆黒の追跡者(チェイサー)」にゲスト声優として出演するDAIGOさんが高山みなみさん、コナン君の着ぐるみと一緒に都内スタジオで行われた公開アフレコに参加してくれました。写真はその時の2ショット。他局を含むテレビやスポーツ新聞など、いろんな所で取り上げてもらったから見てくれた人もいると思うけど、上手なMCスタッフに指示されたDAIGOさんから「公開ダメ出しな感じ!?」という名台詞も飛び出した今回の公開アフレコ。そのスタッフは我らが東宝宣伝プロデューサー平野さん、さすがです。

 コナン劇場版にゲスト声優が出演するのは初めての事です。DAIGOさんはすごく練習されたみたいで、事件のカギを握る重要人物、水谷役をしっかり自分のモノにしてスタジオに来てくれました。有名人の中でも声として新鮮さを求めてキャスティングさせてもらったDAIGOさんのフレッシュな声に演技にご期待下さい。これから劇場版最新作の公開に向け、DAIGOさんには様々な場所で作品をPRして頂きます。さらに「名探偵コナン」の4月4日土曜よる6時の放送から、DAIGOさんがボーカル務めるロックバンドBREAKERZの「Everlasting Luv」が新OP曲として登場します。という訳でDAIGOさんにはかなり立体的に「名探偵コナン」に参加してもらう事になっています。みなさん、これからも劇場版とテレビ版の「名探偵コナン」、そしてDAIGOさんの応援をよろしくお願いしますね。

 最後にこのアニメ日記のお知らせです。「名探偵コナン」「ヤッターマン」の枠移動に合わせ、次回から更新日が少し遅く(水曜か木曜)なりますので、リズムを合わせてお読み下さいませ。実は今週もでしたが。