• 犬夜叉お待たせしました
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  • 2009.07.30

 8月1日土曜よる6時からの「名探偵コナン」は「魚が消える一角岩(後編)」を放送するよ。サブタイトルに込められてる奥ゆかしい(?)世界が垣間見える解決編であります。原作を知っている人もアニメでは何かとアレンジが施されているので必ず見て下さいね。

 そうそう、BBSにも楽しみにしてるって言う書き込みがいくつもあって嬉しかったけど、「ルパン三世VS名探偵コナン」のBlu-ray、DVDが7月24日に発売されました。大変多くの方に支持されてヒットしているようで本当に有り難い限りです。実はスワッチが携わった作品としては初めてのBlu-rayなんですよ、これが。こんなカタチで高いクオリティーの映像素材を初めてみなさんにお届けでき、なんだか嬉しい気持ちでいっぱいです。この作品へのたくさんの応援、本当にありがとうございました。

 「名探偵コナン」の放送終了から12時間半後、8月2日日曜あさ7時からの「ヤッターマン」は「ムフッ?アフロの女神だコロン!」を放送するよ。今回はドクボンが大活躍する話でね。…巨大シャコ貝に閉じ込められた2人はムフッ?な関係になれる…なんていう伝説ありますか?でも、その伝説どおりにドクボンとヤッターマン2号が閉じ込められ、2人きりになってしまうというちょっとドッキリ展開。ドクロベエの孫であるドクボンはおしゃまな子で、彼がムスメ(!)と呼ぶアイちゃんの事がなぜか大好きなんだよなあ。果たして2人はどうなるのか、どのように脱出できるのか、そしてそんな事以外にもオモシロ展開満載、最近でブタの登場バリエーションがとっても豊かになったといわれる30分、さわやかな日曜朝のオンエアでどうぞ。

 で、今回はどうみても海の話なのでヤッターアンコウが登場。そのヤッターアンコウがアンコウあるあるネタを吟じるのでそちらも注目です。全メカの声担当の山寺宏一さんが見事なギャグ&演技を見せてくれますよ。最近大評判のおまけコーナーもしっかりチェック、8月22日に公開を控える劇場版アニメ「ヤッターマン 新ヤッターメカ大集合!オモチャの国で大決戦だコロン!」の最新情報もお忘れなく。

 海といえば冒頭の写真、お台場の超巨大ロボットあたり一帯を対岸から撮影してみました。背中側からですが、なんだか本格的に夏の1シーンになってます。でもまだそこの現場には行けてません。これは何とか実物をちゃんと見ておかなくっちゃ。

 8月1日に公開されるアニメ映画「サマーウォーズ」を一足先に観る事ができました。「時をかける少女」の監督を務めた細田守さんのこの最新作には読売テレビも参加していて、試写室の案内をいただいたのです。いやー面白かったなあ。初めは、なんじゃこの世界は(?)と面食らってたらあれよあれよとスクリーンに引き込まれていきます。一言でいうと爽快なアニメでした。

 なので見終わってすぐ電話してしまったのがお友達でもあるこの映画の3人のスタッフ。その1人がプロデューサーであるマッドハウスの丸山正雄さん。マルさんに電話したらアメリカにつながっちゃいました。感想を伝えたら、この作品にはいい手応えがあるんだ、と嬉しそうでしたよ。このマルさんは20年前「YAWARA!」でご一緒したスワッチの師匠のひとり。その昔YTVのイメージCM「ゴン」のショート映像なんかもやりましたよね。またぜひ一緒に仕事したいマルさんがいるマッドハウスは、押しも押されもせぬ超有名な映像集団。ここにまた新たな映像世界を切り開く作品を創ってくれました。

 2人目が音楽を担当する松本晃彦さん。こーゆーのを洗練された音楽とでも言うのでしょうか。松本さんは「ブラック・ジャック」の音楽でお世話になり、ちょくちょくお付き合いが続いてます。映像とうまく絡んで、あいかわらず良い仕事してますねえ。もう1人が角川書店のプロデューサーをされている渡辺隆史さん。この人に最初に出会った時は徳間ジャパンというレコード会社にいて、そして徳間書店から角川書店へ。この日記で以前書いた通り、渡邉さんはスワッチと生年月日が同じ業界3人のウチの1人です。「時をかける少女」でもプロデューサーを担当、ちょっと骨のある作品を連発している面白い方なんだけど、今回もさすがお見事です。

 とにかくこの作品、根っこに日本人っていいなという感覚を持ちながら、次世代の世界にトライした素敵な作品でした。みなさん、この夏この映画は必見でしょう。チャンスがあればぜひご覧になってくださいませ。

 さて、最後に大発表です。先週の「名探偵コナン」が連載700回を迎えた少年サンデー34号の巻頭カラーページに載ってましたのでご存知でしょうね。すみません、1週間遅れましたが、ここで申し上げさせていただきます。みなさん、本当に長い間お待たせいたしました。この秋から「犬夜叉 完結編」をお届けできることになりました。実はずいぶん前からサンライズ・小学館とチームを組み、前作とほぼ同じスタッフで制作作業に入っております。写真は第1話の絵コンテです。この日記でも今後詳しい情報やこぼれ話を随時お届けしていきますのでこちらもお楽しみにね。

 ぜひひとつだけ言わせてください。「犬夜叉」終了後もYTVのHPのおたよりコーナーに’犬夜叉復活希望’の書き込みを続けてくれたファンのみなさま、本当にありがとうございました。ほぼ5年間ですよ、5年。その間ずっと読ませてもらってました。そのつど言い知れぬチカラをもらってました。なかなか出来ることではありません。みなさんのその想いが「犬夜叉 完結編」につながったのは確かです。われわれスタッフも渾身の想いでそれに応えていきます。どうぞご期待下さい。