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『アニ民313人目』イベント会社N.P.C.ent代表取締役・下村秀樹さん
- 2017.11.09
今週のアニ民は愛知県でイベント会社N.P.C.entの代表取締役の下村秀樹さんです。愛知県三河出身のボクでも、三河でのエンタメやイベント情報はなかなか細かいところまで伝わってくるものではありません。でも同じ業界に目を向ける友人がいると、今はFBやツィッターなどで瞬時に見えてきたりします。ボクは下村さんと出会って自分の出身地方に対する接し方がずいぶん変わりました。これには本当に感謝しています。
下村さんとは4年前の「刈谷アニメコレクション」にお呼びいただいてからのお付き合いです。その時は「まじっく快斗1412」のパブリシティで山口勝平さんをお連れしたのですが、刈谷でこーゆーアニメイベントを開催されてることを初めて教えてもらったことになります。そして下村さんの紹介により、「エフエムとよた」での「スワラジ」リピート放送につながっていくのがすごい。だって「エフエムとよた」って実は社屋が豊田市出身ボクの実家に近いところにあるんです。でも当たり前にご縁があるはず無かったのが、下村さんの橋渡しでポンとつながったのですから。
そもそも下村さんは普通にメーカーさんに勤めて人生を進めていくはずでした。それがその前の15歳の頃、先輩の女性から同人誌イベントへのお誘いを受け、その彼女のチャーミングさゆえ?にそーゆーイベントにのめり込むことになります。イベントのなんたるかを叩き込まれながらも、一度は最初に思い描いていたもの作りメーカーに就職。でもかたわらで手伝っていた同人誌&アニメイベントに参加する人たちの、好きなことに対する心の底からの笑顔に人生の進路を変えられたとか。例えば障がい者の皆さんはイベントに参加するコト自体も大変なのに、アニメキャラクターに対してステキな笑顔を見せる。その自然な笑顔を自分たちのイベント環境作りが可能にする、その達成感は何物にも変えがたいそうです。
そうして活動するアニメイベントが橋渡しになって、ラジオのパーソナリティーの話が来ます。ボクよりもずっと早くラジオを始めてもう10年だそうです。下村さんが今、パーソナリティーを務める番組はエフエムとよた「佐々木悠太と田中麻美のアニメックスレディオ」、東海ラジオ「畠中祐・悠太のポン☆コツ再生工場」の2番組、佐々木悠太はパーソナリティーネームです。どちらもアニメ関連ネタを十二分に使ったユニークなトーク番組。完全にボクの先輩です。
さて今年の「刈谷アニメコレクション」はボクは3回目の参加、尊敬する声優で友人の神谷明さんをお連れしました。「シティーハンター」「YAWARA!」「名探偵コナン」それぞれキッカケの話も含めて二人で小一時間のトーク。ボクらが超楽しかったのはもちろんですが、立ち見が出るほどの満席の中、来場されたお客さまはいかがだったでしょうか?そしてそれ以上に下村さんたちスタッフのゲストに対するホスピタリティがもう最高でした。微に入り細に入りとはこの事で、これは来場されたお客さまにも同じことが言えたのではないでしょうか。ただコスプレイベントという側面が大きいこのイベントで、開催日の天気が週末の台風により冷たい雨に打たれてしまったことは参加者の一人としてとても残念でした。とにかくみなさん、風邪などひかないように、と祈るので精一杯。でもこの気持ち、主催者の下村さんが一番だったかもしれませんね。
ご自分の出身地、愛知県西尾市一色町にこだわって仕事を続ける下村さん。イベント活動のかたわら、ボーイスカウト活動も熱心にされ後進の育成に精力を注ぐ下村さん。自分の地元に本当に頼もしい存在がいる、この事の大きさをしみじみ感じています。ボクも地元に思いを馳せながらもアニメ業界の隆盛を願い、まずは東京にいながら下村さんに負けずがんばっていこうと決意を新たにします。これからもどうか地元の星として、ご健康には気をつけてご活躍を続けてくださいね。