• 小林賢太郎さんの舞台
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  • 2010.11.18

 「名探偵コナン15周年感謝企画」の第1弾電話プレゼントが好調です。たくさんのみなさまに電話をかけていただきうれしい悲鳴を上げています。春の映画の時もすごかったのですが、今回はその時の1.5倍以上になっていてこの企画への注目度を物語っています。少しクダけた台本にのせて声優さんたちがキャラクターを強く押し出して、ちょっと変わったシチュエーションを楽しんでいます。まだ聞いたことがないよ、とおっしゃるあなたさま、これは本当にここでしか聞けませんので、ぜひ番組を見て電話をかけてみてくださいね。

 11月20日よる6時は「転落のアリバイ」を放送。30分1本勝負のオリジナルストーリーでございます。サブタイトルにありますように“アリバイ”が問われるミステリーをじっくり味わい、CMを見ながらでも推理してくださいね。

 久しぶりに渋谷道玄坂上のライブハウスに行ってきました。お目当てはニューヨーク在住の若きアーチスト・アンディスズキさんです。父親が日本人、母親がアメリカ人という彼はすらっとした長身で顔が小さい!ニューヨークのライブハウスでは経験を積んでいても日本ではこれが初ステージ。日本語も堪能な弾き語りボーカリストによるステキな時間を過ごせました。「300 Pianos」という曲が強烈に心に響きましたよ。バンドスタッフとの食事や日本語の挨拶も楽しく、今後の活躍を期待しちゃいます。写真は演奏するアンディさんです。

 これも久しぶりに訪れたのが天王洲アイルにある銀河劇場。神谷明さんと一緒に小林賢太郎プロデュース公演「ロールシャッハ」の観劇です。小林さん所属するトゥンクル・コーポレーションと神谷さんと僕の縁はちょっとしたものからなのですが、こんななかなかチケットが取れない公演にいけるのは神谷さんのおかげ。さてその舞台、ショッパナの感想としては、奇抜な発想ではありますが、その舞台設定といい登場人物のキャラクターといい、ありふれたものに感じながら出演者4名ストーリーの船に乗り漕ぎ出します。ところがいつの間にかありふれたものに感じられた設定に観ている方が翻弄されているのに気がつきます。これが秀逸なセンスを持つ人間のプロフェッショナルな仕業と言うものでしょうか。本物のスパイスのように“あとでジワジワ効いてくる”のです。

 その効いてくる感覚を保持したまま、田町のBというイタリアンで食事。神谷さんの近況やそれに対しての同行マネージャーの古川さんの面白いつっこみで、あっという間に時間が過ぎてしまいましたが、なんというか“長年の戦友仲間”みたいな親近感がとてもステキに感じられます。舞台が効き食事が効き会話が効く…、この日は心身ともに効くリラクゼーションな一日となりました。

 10年以上通ってる四谷3丁目のサッカヴァンというお店が閉店してしまいました。「犬夜叉」第1シリーズの前から縁があったそのワインイタリアンは「犬夜叉 完結編」の時は収録スタジオからとっても近く、仕事明けのスタッフたちが最後まで集う場となっていました。店の真ん中に超大きな三角テーブルがどんと置かれ、その上はちょっとした異空間となっていたのが印象的でした。この日記でたまに書いていますが、当たり前のようにあったものが終了していく、継続がかなわなくなっていく寂しさは出来れば味わいたくないものです。冒頭の写真は店内と店の看板です。