今年も一年ありがとうございました！

少し早いですが今年最後の日記とさせていただきます。「名探偵コナン20周年イヤー」として始まりました2016年。「劇場版名探偵コナン 純黒の悪夢（ナイトメア）」やコナンコンサートなどいくつもの企画展開が大成功！締めくくりとなった12月9日放送「金曜ロードSHOW!」2時間SP「名探偵コナン エピソードワン 小さくなった名探偵」も関西12.4％、関東10.7％（ビデオリサーチ調べ）をはじめ全国各地で高視聴率を獲得することができました。これもひとえに各自各方面から「名探偵コナン」を支えて応援して下さっているみなさまのおかげです。本当にありがとうございました！

そんな中、12月もいくつかのイベントに参加してきました。まずは12月6日東京・秋葉原で開催された「アニメNEXT100」です。1917年1月に下川凹天（おうてん）という人によって上映された作品が本邦初アニメーションとされる、ということで来たる2017年が日本のアニメーション100周年ということになるそうです。そこで現在のアニメーション産業界の課題を共有し、さらなる未来へ発展する機会とすることを目的とする「アニメNEXT100プロジェクト」が2015年に発足していてさまざまな活動が成されています

今回は6時間にわたってアニメ100周年に関わる、日本のアニメの歴史やアニメーションの教育・人材発掘・育成などのプログラムが展開されていました。特に人材育成のパネリストには植田益朗さんや清水慎治さん、大地丙太郎さん・高橋良輔さんらステキなアニ民が並んでいて、お話を聞く意欲をかきたててくれます。で、人材育成の話だけどこれはいつの時代も難問ですよね。そしてお話はアニメーションプロデューサー不足の時代なんていう方向へ話が展開。その話の結論としては、「『ジブリ作品』や『君の名は。』などの大ヒット作が時代をけん引し、新たな人材を呼び起こしていく…。」そうですよね、この難問に対してはいつの時代にも明確な回答が難しい分、さまざまな試行錯誤が新たな道の開拓につながっている、そんな気がしています。

さらに8日には大阪南港ATCで開催されている「浦沢直樹展」に行ってきました。来年1月25日まで開催されているこのイベント、パブリシティとしてニコ生番組出演の為にギターを抱えた浦沢さんの、対談相手として参加してきました。KADOKAWAの若林毅さん司会進行のもと、「YAWARA!」時代の話や浦沢さんのマンガ描きウラ話などあっという間の90分。ボクも会場のお客さまも浦沢さんのナマ歌弾き語りを間近で聞けて大ノリでありました。その場でもその後も久しぶりに浦沢さんとたっぷり会話できて幸せな時間でした。ところで今回の大阪の巻では東京開催より展示される原画が増えているそうです。それにしても単行本まるまる一冊分の原画をそのまま展示するなんてほとんどないことです。ゆっくりまわっていろいろ読んでると幸せな悠久の時間を味わえますよ。冒頭の3枚の写真は会場の入り口パネル、ボクと浦沢さんと若林さん、そしてボクにとって久しぶりな夜の御堂筋です。

あとこれはぜひおススメしたい、JR西日本ミステリーツアー大分・別府編の開催期間が2月いっぱいまで延長されているそうです。例年では開催されていない時期になるこの年末年始、冬の温泉目的でこの地を訪れてさらにじっくり推理をあれこれひねってみる…うーんなんて理想的なんでしょ。可能な方はぜひ冬の温泉付き？ミステリーツアーをご堪能下さいね。

12月17日土曜夕方5時30分「タイムボカン24　ジャンヌダルクは初代○○だった！」引き続き「名探偵コナン 探偵団はヤブの中（前編）」。コナンはクリスマスシーズンにピッタリ、この時期の百貨店を舞台にした青山剛昌先生の原作ストーリー。24日イブの土曜夕方5時30分「タイムボカン24 サンタクロースは○○だった！」」引き続き「名探偵コナン 探偵団はヤブの中（後編）」。ちなみにヤブの中は芥川龍之介の名作「藪の中」をもじってます。探偵団のバラバラな証言を推理しながら、どうぞクリスマス気分にもひたってくださいね。12月31日の放送は両番組ともお休みです。

12月21日毎週水曜16時、文化放送超A&G「スワラジ」ゲストは映画「この世界の片隅に」監督の片渕須直さんとプロデューサーの真木太郎さん。真木さんは30年来の友人ですが片渕さんとは初対面。とにかくボク自身、「この世界の片隅に」は原作連載を読んでいたときから気に入っていて、この作品の映像化への道のりは横で見ていました。残念ながらTV局としては制作のお手伝いはできなかったけど、確か10月の日記に書いたように原作ファンとしては引き続き応援していきたいですね。それにしても公開映画館数は週を追うことに伸びてるなんて本当にスゴイことです。写真は手に劇場大入り袋とポスターを持って、左からボク、真木さん、片渕さんとアシスタントの祖山桃子さん（=ももちゃん）です。

そして28日と1月4日のゲストは松野太紀さん。実はアシスタントのももちゃんの師匠である松野さん、なんとこの11月から芸能生活40周年イヤーに突入しているそうなので、その意気込みや仕掛けているあれこれを年をまたいでお聞かせいただきます。写真は真ん中に松野さんです。

そして福島ガイナックス・さくら遊学舎で開催されてる「コナン展」に再びお伺いすることになりました。今回は12月17日土曜日に山崎和佳奈さんと松井菜桜子さんとご一緒します。松井さんも2度目ですが、今回は蘭と園子という大親友コンビがコナン展に明るいトークマシンガンを炸裂させるでしょう。各地で3年開催されてきた「コナン展」のラスト開催地福島を、可能な方はぜひご一緒に盛り上げていきましょう！「コナン展」は12月30日までの開催です。

というわけで2016年一年間、読売テレビのアニメを見ていただき、さらにはこの日記をお読みくださりまして本当にありがとうございました。また新たな年に向けて面白い番組作りに邁進していきますので、引き続きのご声援をどうかよろしくお願いいたします。みなさまもどうか良い新年をお迎えくださいね。次回の日記は2017年元旦のアップ予定です。