• ■11月24日
  • ■11月24日

  • 2004.11.24

 先週、僕は台湾で開かれた行政院新聞局主催の「創意影音」というセミナーに参加したんだ。このセミナーは、ドラマやドキュメンタリー、アニメなど、テレビ番組を制作している人たちが講義するもの。日本だけでなく、韓国からも講師としてドラマ制作の人たちが来ていたね。なぜ、このセミナーに僕が招待されたかというと、プロデューサーとして3年前に携わったドラマ「本家のヨメ」が台湾でヒットしたから。僕はプロデューサーとして、「本家のヨメ」や「犬夜叉」「名探偵コナン」「ブラック・ジャック」について話をしたんだ。講義を受けるのは、台湾のテレビ局の人、そしてテレビ番組を作りたいという学生さんたち。日本や韓国のようにおもしろい作品を自分たちの手で作りたいという意欲的な人たちがたくさん来ていたね。予算のことや技術的なこと、テレビ局の仕事についてなど、質問はとても具体的だし、突いてくるところもしっかりしていたね。作家は憧れの職業だから、高橋留美子先生や青山剛昌先生についても聞かれてね。「先生はどこまでアニメに参加しているのか」「先生はアニメにどのくらい興味を持っているのか」なんて質問もされたよ。今後、彼らが制作する作品の中からクリエイティブなものが生まれる気がするね。僕たちのライバルになる日も近いんじゃないかな。こっちもいい刺激を受けさせてもらったよ。

 漫画やアニメは日本の手法が流行っていて、「名探偵コナン」と「犬夜叉」は台湾でも有名。DVD、ビデオショップには日本アニメ専用の棚まであるくらい、日本の作品は本当に人気があるんだ。そして、セミナーだけでなく町からも人の熱気を感じたね。日本の秋葉原のような場所もいっぱいあって、その活気たるや、日本もうかうかしていられないよ。台湾はたくさんの屋台が集まる夜市が盛んで、鶏卵スープ、ビーフン、点心、揚げパンなど、安くてボリュームたっぷりの料理が楽しめるんだ。1週間いても全部の種類が食べられないくらい種類も豊富でね。熱気を感じながら楽しくお腹いっぱいにさせてもらったよ。