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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民116人目
- 2011.11.10
今週は声優の滝沢ロコさんです。ここではいつものようにロコねー、と呼ばせてもらいます。
今や声優から吹き替え、後進の指導まで幅広く活躍するロコねーと初めて会ったのはTVアニメ「YAWARA!」の時でしょうか。水谷優子さん[70]演じるテレシコワチーム?の中核・フルシチョワを演じてもらったのです。なんだか外国語が堪能な感じの日本語がちょっと印象に残ってます。
それ以降お仕事の回数は多くないのですが、なぜかなにかとよくご一緒している印象がありますね。「ブラック・ジャック」などでもお世話になっていたりしましたが、YTVは関係なくても僕が良く知ってるスタッフの作品にロコねーが出演、そこの集まりにグーゼン僕が参加して「あー、ロコねーいるー」なんてパターンありましたよね。
「名探偵コナン」では犯人役はもちろん、なかなか渋い立ち位置なむつかしい役などをお願いしてきました。そーなんです、プロとしては当然なんですが演技のレベルが非常に高く、業界の超先輩なロコねーは完全に指導者な立場でもあるヒトです。
実は映画「神☆ヴォイス」の取材でたずねた都内の声優や役者を目指す専門学校で、偶然にも最初にめぐり会ったのがロコねーでさすがにその時はちょっとビックリ。ここでもロコねーに会えてしまった、との感想が最初でした。でもその後ロコねーの先生としての指導を見学させてもらって二度ビックリ。指導がユニークなんです。えっ?て言うような題材をもって、ロコねー独特の説明で役者としてどう役立つか、なんて聞いているといろいろ目からウロコ。たとえば「花いちもんめ」をいい年の生徒たちが思い切りやりきったりしているのはちょっと不思議でしょ?
これらの取材は映画「神☆ヴォイス」のいろいろなシーンに大きく生かされています。是非実際にみなさんその目で確かめてください。そして何より今回はロコねーに出演してもらえたことがうれしかったなあ。お願いした役は劇中の大イベント「V-1グランプリ」審査員の一人。その日はなぜか超明るいロシアの衣装に身を包み、4人の巨匠の中でも異彩を放ってくれました。写真は収録現場でロコねーと僕との2ショットです。
先日神楽坂近辺で一緒に食事をしていたら、突然「牛込あたりで産湯を受けて、人呼んでフーテンのロコさんとは私のこと」とのたまうロコねー。なんと出身中学校がその近所とのこと。あの三島由紀夫氏自決事件の際はその中学校にいて、妙にたくさん飛ぶヘリコプターがすごく記憶に残ってる、とか。元気なお話いろいろ聞いていて、ホント江戸っ子なんだなあって思えます。小またの切れ上がったっていうやつですか、ステキです。他にもなんだかいろいろ波乱万丈人生のロコねーさん。これからもぜひ業界各所で、仕事も含めてお互いに楽しく波乱万丈していきましょうね。