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『アニメ村のステキな住民たち』アニ民136人目
- 2012.04.05
今週は女優・声優の湯屋敦子さんです。
「名探偵コナン」で警視庁所属のひとり・佐藤刑事を演じてくれてる湯屋さんを、ここではいつものようにゆやちゃんと呼ばせてもらいます。ゆやちゃんと初めて話したのはコナンのアフレコ時だと思いますが、もともと舞台女優のゆやちゃん、劇団昴の公演舞台で何度か観ていた気がします。「金田一少年の事件簿」でお世話になった平田広明さんを追いかけていくつかの観劇をしたのですが、そこでの美女系ヒロインもしくは気の強いおねーさん系役のイメージがしっかり残っていたんですね。
名探偵コナンの警視庁チームの一人・佐藤美和子刑事を、ずっと演じてくれてるゆやちゃん。警視庁きって!?の美人敏腕刑事でありながら、その天然含みのキャラクターが署内でも大人気。長いこと男性陣憧れの立場でいたようです、いや今も。そしていろんな障害?を乗り越えつつ、徐々に彼女の気持ちを射止めんとしているのが高木刑事ですよね。
17年目に突入したTVシリーズでは「本庁の刑事恋物語」シリーズが確か7を数える絶賛継続中状態ですが、ただそーゆーサブタイトルをつけていないだけで、実際は佐藤と高木の二人エピソードって結構あるんですよね。最近の少年サンデー連載でも高木刑事の窮地を描いていたりして、それに必死の佐藤刑事が…。青山先生もこの二人の恋?の行方は気になさってるようです。
さっき天然含みとか言っちゃいましたが、佐藤刑事のポイントは“まっすぐな正義”、でしょうか。色で言えばまっしろホワイトな正義。ゆやちゃん演じる佐藤刑事はどんな推理や行動にも、一本スジが通っているように感じるのは僕だけじゃあないはず。お察しのとおり青山先生は、ヒロイン毛利蘭が理想の女性像だそうですが、佐藤刑事にもそんな要素があり、それが警視庁内外の男性の衆目を集めている理由なのかもしれません。そしてその多くの部分が、美人舞台女優であるゆやちゃんそのものがかもし出しているものでしょう。
「24」のミシェル・デスラー役の吹き替えも強く印象に残ってますが、そういえば「金田一少年の事件簿」でゲスト出演してもらったときの役名がなんと轟美和子。なんか演じる本人の持つキャラクターが、アニメ世界のキャラクターだけじゃなく名前もひきつけるコトってあるもんですね。そんなゆやちゃんも今は女の子の母親です。年賀状で垣間見るかわいい写真に、仕事を外れたゆやちゃんの素顔がのぞけます。今度のコナンアフレコの後、可能な限り久しぶりに時間をとって、またぞろ理想の女性像についてお話しましょうね。いや、コナンワールドに限ったことだけじゃなくて…。