-
青山先生の人生画力対決
- 2012.11.15
11月10日土曜日朝6時台の飛行機に乗って米子へ飛んだのが我らが「名探偵コナン」原作者・青山剛昌先生であります。ご一緒するのが少年サンデー編集長・鳥光さんとコナン担当編集者・小倉さんと僕。米子空港から車でまずは「国際マンガサミット鳥取大会」イベント会場へ。サミットと銘打つだけあって、世界各国のプロアマたちの作品がどれも力作で、青山先生も「あ、これうまいじゃん」などと一つ一つの作品をじっくり見ます。そして会場をにぎわせる地元の名産品やキャラクターグッズなどのお店もいっぱいで、あの北栄町「コナン探偵社」も出店してましたよ。(冒頭写真(1))
サミット会場入口に石巻の「石ノ森萬画館」への大きな応援メッセージ幕があって、会場に来られた漫画家の先生の直筆の直筆寄せ書きがありました。その新しいのに急遽青山先生がデカいコナン君を描きます。その時会場へ入場待ちしてたお客さんは、直に先生のコナン君ナマ描きを見れてホントラッキー、確かに今まで僕の目の前で直接描いた中では一番大きいコナン君だったんじゃないでしょうか。(冒頭写真(2))
そしてその近くの別会場に移動して行われたのが「西原理恵子の人生画力対決」。ビッグコミックスペリオール誌連載中の西原さんとゲストのマンガ家がその画力を競う?人気企画マンガであります。300人以上のお客さんが集まった会場には、まず平井鳥取県知事も応援に登壇。そして今回その対決相手が青山先生というわけで、僕も旧知の小学館ビッグ企画室編集長・八巻和弘さんの司会進行で対決スタート。まずはお二人の代表作のキャラクターを描きあってアイドリング暖めてさっそくのお題が「金田一少年」。(写真(3)が舞台の様子。実際の絵は詳しくお題を書いちゃってますが連載をお楽しみに)
普段はお酒飲みながらじっくりゆっくり進めていくのに、今回は午前中でしかも時間がないということでアルコール無しのスピーディ進行。とはいえ3人の軽妙なトークもあって会場はいちいち笑いの渦に巻き込まれていました。次のお題は「相棒」。西原さんの毒舌もいろいろピリッときいて、会場の子供が持ってきてる西原さんの単行本に緊急サイン したりして、それも二人とも。3つ目のお題は「すぎちゃん」、次は「鳥取をイメージしたゆるキャラ」、そして「原と長嶋」、僕はステージ前でかぶりついて見てましたがとにかく面白い。この面白さは何というか奇妙に奥が深い感じというか、なんだか軽い脱力感も含めて。
お題は次々と。水木しげる先生キャラクター、そして谷口ジローキャラ、剛力彩芽、少年誌マーク、本宮ひろ志キャラ、ゴルゴ13、もうホントにトントンと「いつもはこんなキレイな画力対決じゃないんですよ」って八巻さんが舞台上で苦笑言い訳?するほど真面目に楽しく進んだステージ、特にこの企画としてはかなり多かっただろう会場の、小さい子供たちにすごくウケていたのが印象的でした。ドラえもん、ジョジョ、そして見事な?お二人の合同直筆色紙をゲットするために会場のお客さんでじゃんけん大会。夜じゃないしお酒飲みながらじゃないし、といつもと違ったという画力対決だそうですが、絵を描きながらの3人の洒脱なトークに明らかな日本の一つの文化を感じた企画イベントでした。とにかくこの企画、これは連載が非常に楽しみです。
と、ここまでで羽田空港から約5時間。昼食前までの出来事であります。ふぅーと思わずため息、あまりの密度の濃さに残りは次週の日記に回させてもらいますね。昼食にこの地方特産の見事なズワイガニが出たことをお伝えして、前編を終えさせてもらいます。
11月17日土曜夜6時「名探偵コナン 1ミリも許さない(後)」あの壮絶な夫婦喧嘩による刃物事件は果たして事故か事件なのか。コナンの推理と灰原のチクリが冴える本編を決してお見逃しなきよう願います。電話プレゼントはこの時期これは必須な賞品ですよ。おかげさまで大好評の電話だけでしか聞けない、期間限定ユニークコミカル掛け合いトークも番組見ておかけくださいませ。
18日朝7時「宇宙兄弟 月のウサギ」。そして夜7時文化放送インターネットラジオ超A&G「諏訪道彦のスワラジ」ゲスト山崎和佳奈さんの後編。前編以上にわかちゃんの青春時代に迫りますよ。僕も知らなかったおニューなお話が目白押しであります。ぜひお聞きくださいね。