• 『まじっく快斗1412』始動!
  • 『まじっく快斗1412』始動!

  • 2014.10.02

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 10月4日土曜夕方5時30分、いよいよこの時間がやってまいりました。「まじっく快斗1412」放送スタートです!思えばここまで歴史をいろいろ重ねて来た作品「まじっく快斗」。大きなきっかけは映画「名探偵コナン 天空の難破船(ロスト・シップ)」でした。この映画に怪盗キッドが登場するとあって、吉岡プロデューサーとこのタイミングでもう少し怪盗キッド=まじっく快斗(=黒羽快斗)のことをプッシュしようと話し合ったのがきっかけ。でもそれは映画公開2010年4月の1年以上前のことだったんですよ。

 そもそも青山剛昌先生による「まじっく快斗」の初掲載は1987年26号「少年サンデー」。そのころ「シティ-ハンター」を手掛けていた、マンガ読み大好きで各誌を読んでいた僕の目にとまったとても印象深い泥棒マンガでした。今思えばそれが青山先生作品との出会いだったのです。当時から先生は「ルパン三世」をリスペクトしており、その影響からできたキャラクターだったそうですが、それを知るのはずっと後。その「まじっく快斗」は単発の読み切りで、連載は増刊誌に移行、先生はその後「YAIBA」の連載を始めました。

 1994年1月に「名探偵コナン」連載開始、1996年1月に放送が始まったTVアニメ「名探偵コナン」。その97年春、青山先生がコナン連載に華麗に登場させてきたのが“怪盗キッド”でした。もちろん連載前から先生側にその情報をもらい、別タイトルの主役キャラクターをコナンのアニメでどうしようかの打合せはありました。こだま監督と吉岡プロデューサー、僕も含めて、魅力あるキャラだし先生さえよければコナンの中の重要な登場人物として今後も大切にしていこうということで一致。そこからキッドとの長いお付き合いが始まります。ちなみにアニメ「名探偵コナン」では1997年9月、1時間スペシャル「コナンVS怪盗キッド」として初登場しています。

 というコトでいろんな歴史を重ねてきた「まじっく快斗」。キャラクターではなく作品としては冒頭お話したように2009年から作業を始めて、土曜夜6時に何回か放送してきたように、いろいろなカタチでみなさんの前にお披露目いたしました。そして今回、青山剛昌先生のコナン連載20周年というタイミングで、「まじっく快斗1412」という決定版としてお送りすることになったのです。夜6時放送コナンと一緒の強力タッグ作品として、今まで以上に強力な存在感を持ってコナンと一緒に土曜夕方を彩っていく!こんな激しく理想的なカタチは僕にとっても初体験、文字通り“胸がドキドキ”であります。

 おそらくこの日記を読んでいただいているみなさまは、もうすでに土曜日の生活習慣に夕方5時30分からの2階建て1時間のアニメ鑑賞リズムを刻んで下さってることと思います。この秋からはそれに輪をかけて必見の、青山剛昌先生の1時間アワーとしてもう一度強く再認識されるよう、どうかよろしくお願いいたします。冒頭の写真は番組ポスター、10月1日発売少年サンデ-44号表紙と巻頭カラー特集です。

 というわけで、10月4日土曜夕方5時30分放送「まじっく快斗1412 蘇る怪盗キッド」引き続き「名探偵コナン シェアハウスの死角」。気鋭の脚本家・三上幸四郎さんによるひと月ぶりのアニメオリジナル。身体を張った大きなトリック?にぜひご期待下さい。

 10月6日月曜深夜2時「スワラジ」ゲストは先週に引き続き新番組「まじっく快斗1412」にちなんでヒロイン中森青子を演じる声優M・A・Oちゃんと脚本家・岡田邦彦さんをお招きしています。実は岡田さんはセミプロのマジシャン!M・A・Oちゃんのアフレコ話とともに先週に引き続きどんなお話を聞かせてくれるでしょうか。ちなみにこの後のアニ民はM・A・Oちゃんの登場ですよ、読んでくださいね。アニメ日記、次回は10月16日更新の予定です。