『アニ民237人目』声優の水島大宙(たかひろ)さん

　今週のアニ民は声優の水島大宙(たかひろ)さんです。 ここではみんなにならって水島さんのことをだいちゅうさん、と呼ばせてもらいます。だいちゅうさんを初めて仕事で意識したのは2010年の「名探偵コナン」ですが、実はコナンには2004年にも出てもらってますし、「ヤッターマン」でもお世話になっています。「べるぜバブ」の古市貴之もそうですが個性ある少年を感じる演技には定評がありますね。

　今回お世話になったのが「金田一少年の事件簿R」のラストエピソード「ゲームの館殺人事件」であります。お金持ちのおぼっちゃん・霜村生馬（しもむらいくま）を演じてもらいました。内容はまだ多くは書けませんがとある運命を背負ったキャラクターを熱演、その様子は先週に引き続き9月20日放送のfile2をぜひ見ていただくとして、そのアフレコの後の食事でようやくいろいろお話出来たのが嬉しかったですね。

　なんとだいちゅうさんはもともと自衛隊の学校出身、バリバリの体育会系だそうです。持ち前の通る大きな声はそーゆー鍛え方から来ているのか、と思い切り納得。声優としての活動の多くが体力的なので、この身体の基礎作りは大きく役立ったそうです。その基礎の上に元来持ち備えていた演技の実力が爆発して、名前通りのスケールの大きな役者の地位をつかんだのですね。

　ある日のカラオケでだいちゅうさんが歌った歌は欧陽菲菲「ラブイズオーヴァー」いやー、もろ僕世代の歌ですが、じーんとくるいい歌をいい歌として歌える…、ボーカルに重みがあるというかそこに歴史があるというか。いずれにしろカッコいいんだよなあ。声をそして表現を自由自在に操れるうらやましさをまた感じてしまいました。声優さんと付き合って歌っちゃうとやっちゃった感あふれて後悔もするけど、むちゃくちゃ楽しい時間です。まあ、みなさん、当たり前にレベルが高いから僕ら一般人はタイヘンですね。

　アフレコの後わあわあ会話した記憶の約36時間後、僕の友人コンテンツプロデューサー櫻井さん(=サクサクさんアニ民144)と台湾でイベントしてるのをFBで発見。忙しいのはわかりますが、その行動力にも感心いたします。というかあのワールドワイドなサクサクさんと仲が良い行動力もだいちゅうさんらしいというか。

　だいちゅうさんの演技は今回の金田一Rのような気弱な男子から2枚目ヒーローまで幅広いですが、その演技の根底には強くてぶれないしなやかな芯みたいなものが貫かれてる気がします。またどこかの現場で会えると思いますが、その前にぜひ近場で呼び出しあって飲みたいですね。その際はちょっと声かけちゃうとサクサクさんはじめ、すぐにそれなりの人数飲みになってしまいそうですが。