• 『アニ民233人目』ブシロード代表取締役社長の木谷高明さん
  • 『アニ民233人目』ブシロード代表取締役社長の木谷高明さん

  • 2014.07.31

 今週のアニ民はブシロード代表取締役社長の木谷(きだに)高明さんです。

 TCG(トレーディング・カードゲーム)の最大手・ブシロードを率いる木谷さんに初めて仕事のお話をさせていただいたのは、2011年秋「輪廻のラグランジェ」のスポンサードをお願いに中野坂上の事務所にお伺いした時でした。こちらのお願いに対しては、双方のメリットを探りながらお話を進めることが出来、結局このタイトル以外にもいくつかお世話になることになりました。

 木谷さんのお話はどんな内容に対しても明快です。この頃はツイッターが流行り出したころで、当時からすでにツイッターの効用を自らも多用しながら誰より早く強く主張していて、僕もしっかり追随していた記憶があります。そういえばツイッターのおかげでお互いの行動が伝わり、アメリカはシアトルで会えてしまったこともありましたね。

 木谷さんと言えばアニメグッズ販売会社「ブロッコリー」を創業わずか7年で上場され、いろんな出来事があり退任を余儀なくされたことは業界では有名です。でも本当にすごいのはその後にTCGというオリジナル的発想をもった新規事業を起こし現在の規模に育て上げてしまうことです。元来大好きだったプロレスをキャラクターコンテンツと言い切り「新日本プロレス」を買収してしまうという行動力も世間をアッと言わせましたよね。

 そんなわけで、ツイッターも通して、お会いしてからいろんな面で木谷さんの行動を気にしています。いろいろ何かとお手本にさせてもらってます。だって木谷さんのお話を聞いてると、物静かに話してるように思えていつの間にかご本人の持っている熱みたいなものに、僕も感染してることに気が付いたりして。そんな情熱を僕も大切にしたいので、よく見てます。

 ところで実はブロッコリー時代の木谷さんに会っていることが僕の自慢だったりします。あれは東北沢の薄暗い面白いお店でした。お酒のせいもあるのですがすごく陽気に元気な集まりで、深夜なのにエネルギーがほとばしっていた記憶。…というか他に何にも覚えていないのですが、そんな時間を共にしたというだけで僕は何らかの共有点を感じられて嬉しいな。

 そんな木谷さんと久しぶりに食事をしました。実はこの夏にシンガポールに転勤?するという木谷さん。国内は後進に任せてこれから一番ビジネスチャンスがあるアジアを見据えてのことだそうですが、もう本当にすることなすこと目立ってスケールがでかい。自分のことを軸にしながら360度視野を持って活動してる感じ。話題が豊富で面白く、こーゆー話が聞ける食事もいろいろ僕には肥やしです。これからも背中を見ながら切磋琢磨してついていきますので、木谷さんのグローバルな思想に行動にずっと触れさせていってくださいね。