• ■8月9日
  • ■8月9日

  • 2004.08.09

 今回は番組ホームページのおたよりコーナーに届いた質問に答えるよ。まずは「何故、犬夜叉をアニメ化したいと思われたのですか?」という香坂ゆうさんからの質問。犬夜叉はかごめが現代から500年前のご先祖様のところにタイムスリップするという話だよね。2000年10月という20世紀から21世紀の変わり目にアニメは始まったんだけれど、21世紀に昔の日本のことを見せるには良い機会だと思ったんだ。犬夜叉は妖怪と人間が一緒にいるフィクションなんだけれど、昔の日本を描いている。そしてストーリーも痛快活劇、冒険モノでおもしろい。そんな作品の楽しさを視聴者のみんなに伝えられればと思ってアニメ化したんだ。続いて「ずばり諏訪さんにとって犬夜叉とは?」という香坂さんの質問の続きに答えるね。犬夜叉はストーリーもおもしろいのに、先祖から語り継がれる道徳観など、人々がとても大事にしてきたものが含まれているんだよね。だから、僕にとって犬夜叉は21世紀を生きるための元気の素。僕は作品からたくさんのエネルギーをもらったし、みんなにもエネルギーを分けられたと思うよ。

 次は、「犬夜叉の音楽担当、和田薫さんがあの『半妖 犬夜叉』などの迫力ある音楽の作曲にあたっての感想などを教えてもらえますか?」というつっちゃんからの質問。和田さんは三味線や和太鼓などの楽器を使って、日本人の心の声を表現できたという充実感があったみたいだね。元来「和」テイスト音楽をポジティブに取り組んできた彼が犬夜叉でさらに音楽家としての自分を確立できたと満足しているよ。僕はこの曲が流れると、エネルギーが湧き上がってきてドキドキするんだ。かっこいいし、感情に溢れた名曲だね。この曲はオリジナルサウンドトラック「犬夜叉 音楽篇」(エイベックス・ディストリビューション)などに収録されているよ。和田さんには12月に公開する映画4作目「犬夜叉 紅蓮の蓬莱島」の音楽も担当してもらっているんだ。現在、和田さんは気合を入れて音楽を製作中。みんな、楽しみに待っていてね。