• 金田一&コナン映画アフレコ
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  • 2014.03.13

金田一&コナン映画アフレコ金田一&コナン映画アフレコ金田一&コナン映画アフレコ

 4月5日スタートの新番組「金田一少年の事件簿R(リターンズ)」のアフレコが都内スタジオで始まりました。まずはサブタイトル「香港九龍財宝殺人事件 File1」。金田一一役の松野太紀さん、七瀬美雪役の中川亜紀子さんら14名の声優のみなさんが、スケール大きな香港での事件に命を吹き込んでくれました。

 それにしてもシリーズとしては14年ぶり。なので冒頭の写真のようにスタジオの入り口には演じる側の人物造形の一助となるように、それぞれのキャラクター表が貼ってあって、それがさらに強く“金田一発進!”というムードを盛り上げてくれてます。そしてアフレコを仕切る音響監督は今回からお願いする本田保則さん。業界40年以上という超ベテランの本田さん、実は僕は知り合ってすごく長いのですが、なんとお仕事では初めてになります。今までパーティーや声優さんの舞台鑑賞後の食事会でお会いして、この業界のお話をずいぶん聞かせていただきました。2枚目の写真は金田一のアフレコ台本です。

 その本田さんの明快な演出で、スタジオの中は松野さんを中心に和やかでスムーズな進行の中にも、久しぶりな事もあって良い緊張感が張りつめる真剣勝負の舞台になりましたね。松野さんの読むサブタイトル言い切りを聞いて懐かしい感動がこみ上げてきました。そしてスタジオ内で一番多くしゃべっているのが実は本田音響監督。それが素晴らしい金田一の世界観を作り出しているのがわかります。リハーサルの後の入念な打ち合わせに指示を重ね「さあ、機は熟したり」本田さんの号令で本番収録に突入です。その結果はぜひ4月5日土曜日夕方5時30分スタートの新番組でお確かめくださいね。

 さてもう一つのアフレコニュースは最新映画「名探偵コナン 異次元の狙撃手(スナイパー)」であります。毎週TVシリーズの収録をしてはいますが、年に一度の劇場版のアフレコは一大イベントです。今回は30名を超える声優さんが一同に集合、分厚い台本(冒頭の写真3枚目参照)を手にシーンに命を吹き込んでいきます。今回のアフレコポイントはズバリ英語。狙撃手たちの絡みやゲスト声優の福士さんとパックンの英語部分は、別日を設定して入念に収録したんですよ。

 昨年のアフレコ時間は16時間半と思い切りかかったのですが、今回は12時間40分かかって全10ロールを録り切りました。英語部分を残してるとは言え、毎回声優さんの集中力には驚かされます。そして聞いてる僕らスタッフの方もその時間ずっと同じ体勢なので、休憩ごとに身体を動かしてエコノミー症候群にならないように各自工夫して過ごしたりするんです。

 というわけでまだこれから残りの部分やパブリシティイベント、そしてダビングなど音響作業などしなければならないことがいっぱいです。また毎週この日記で報告していきますね。

 3月15日土曜夕方5時半「宇宙兄弟 最強の宇宙飛行士」引き続き6時「名探偵コナン 図書館殺人事件」です。これは1997年3月3日に放送された作品のデジタルリマスター版。コナンで鈴木次郎吉を演じられた故 永井一郎さんも出演しています。なかなか強烈な印象を受ける永井さん演じるキャラクターも含めて探偵団の活躍をぜひお楽しみ下さい。

 16日日曜夜7時「スワラジ」ゲストは漫画家・浦沢直樹さんの2週目です。おしゃべりも見事な浦沢さんですが、スタジオにギターを持ち込んでくれての生演奏も本当に最高です。少しですが僕も一緒に合わせて歌ったりしてスタジオ内はみんなご機嫌。ラジオを通してその空気が伝わると本当に嬉しいです。ぜひお聞きくださいね。それとすみません、今週のアニ民は都合によりお休みします。