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■09月26日
- 2006.09.26
先週の「名探偵コナン」のアフレコ収録には、外務省招へいの外国人10人が見学に来たんだ。見学したのはアメリカやカナダ、エルサルバドル、コロンビア、ジャマイカ、ブラジル、メキシコ、ペルーといった北米や南米の在外公館広報担当の人たちでね。アメリカで放送されている「CASE CLOSED」(名探偵コナン)を知っている人やコナンというキャラクターを知っている人もいたけど、アフレコという作業は初めて見るという人ばかりだったんだ。みなさん、日本のアニメはおもしろいと感動してくれてね。スワッチもいろんな国の人たちと会話できて楽しかったよ。
このアフレコ見学会はね、自民党の総裁選にも立候補した麻生太郎さんが小泉内閣で外務大臣を務めていた時に始められた、いろいろな文化外交の一環として行われたものなんだ。政界のマンガ、アニメ通として知られる麻生さんは、日本を知ってもらうには、日本の良さをわかってもらえるには、日本のアニメを見せるのが一番と考えられているようで、今回「名探偵コナン」に白羽の矢が立って、10人の外国人を招いたアフレコ見学会が実現したんだ。スタジオの広さの関係で5人ずつ、入れ替わり立ち替わりで声優さんがどうやって声を入れるか、どんなキャラクターになっていくかなどを在外公館広報担当の人たちに見学してもらったんだ。
在外公館広報担当の人たちにはジャパニメーションのおもしろさを、直接自分の国の人たちに伝えてほしいと思っていてね。スワッチは後輩の北田プロデューサー、東京ムービーの小林プロデューサーと一緒にレクチャーもさせてもらいました。その時、コナン役の高山みなみさんを紹介したんだけど、みなさん、高山さんの声に感動して拍手をしていたよ。外国人たちの反応がすごく良かったから、われわれスタッフも見学会を楽しむことができました。コナンのおもしろさをわかって頂けてこっちも感激。15日にスタートした警視庁と協力して子供たちを守る「名探偵コナン 子ども防犯プロジェクト」といい、今回の国際親善のような役割といい、さすがは10周年パワー! 最近はコナンの現実世界での活躍も活発になってきているよなぁ。なんだか素敵にうれしいね。
それから、先週は「エンジェル・ハート」のスタッフや関係者180人ぐらいが集まって打ち上げパーティーが開かれました。その後、約40人も残って行われた2次会にも参加。もちろん会場は西新宿。でも、この人数を見ると「エンジェル・ハート」がどれだけ愛されていたかがわかるよね。神谷 明さん、川崎真央さん、伊倉一恵さん、小山茉美さん、玄田哲章さん、麻上洋子さんら、ほぼ30人の役者さんも集まってくれてね。それぞれがあいさつをしてくれて、会場を盛り上げてくれたんだ。スワッチは「20年の歴史があるシティーハンターは僕らの青春。今後も何らかの形で携われればうれしいし、DVDBOXとか、新たな展開も考えているので、これからも北条先生を応援して下さいね」とあいさつしました。「ブラック・ジャック21」と共通しているのは、これで「エンジェル・ハート」が終わりではないこと。これからも北条 司先生にファンとしてもついていこう、北条先生の作品を楽しもうとスタッフは考えているんだ。で、最終回の第50話はいかがでしたか? まずは発売中の「エンジェル・ハートDVDBOX Vol.2」のいろいろな特典を楽しんでください。
そして来週の月曜、10月2日はいよいよ超拡大企画「コナン祭り」! 午後6時45分からはリクエスト企画で1位に選ばれた映画第5弾「天国へのカウントダウン」、9時からは10周年記念ドラマスペシャル「工藤新一への挑戦状〜さよならまでの序章(プロローグ)〜」を放送するよ。この実写ドラマには、アニメチームの人たちがいろいろなシーンに出てきます。前の日記でも書いたけど、その1人がインタビューアーとして出演する「エンジェル・ハート」の川崎真央さん。初めの方でベッキーさん演じる沖野ヨーコにインタビューするんだけど、ちょっと短いから見逃さないようにね。少年探偵団の高木 渉さん、大谷育江さん、岩居由希子さんも最後の方に登場するユニークな少年探偵団に声で出演。高山さんは最初と最後にかっこよくコナン君として声で出演するからお楽しみに! 新作アニメも使われてるし、アニメスタッフの協力パートをみんなは全部わかってくれるかなあ。この実写ドラマは新一がコナンになる直前を描いたプロローグ、エピソード0と言える作品で、オリジナルストーリーなんだ。大野克夫さんのアニメ版の音楽もいっぱい使って、新しい実写のコナンの世界を作り出しているから、じっくり味わって下さ〜い! そういえば、このドラマの本「小説名探偵コナン特別編」も小学館から発行されるからそっちもお楽しみにね。