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■08月28日
- 2006.08.28
先週、スワッチは8月24日から28日まで開催されていた第11回広島国際アニメーションフェスティバルに行ってきました。同イベントは1985年から2年に1度開かれている歴史あるもので、アヌシーやザグレブなど世界4大アニメーションフェスティバルの1つに数えられているんだ。今回はナント1700以上のオリジナルアニメーション作品が世界各国から出品されたそうで、その中から選出された優秀な53作品が公開審査され、素晴らしい作品にはグランプリのほか、ヒロシマ賞、デビュー賞など、様々な賞が贈られたんだ。昔、スワッチは読売テレビで「アニメだいすき!」という番組をやっていた関係もあって、第2回からこのイベントに参加させてもらってます。東京や地方から来ている知り合いにも会場で会えたりするし、世界のアニメ作品を楽しみながら関係者に対して「名探偵コナン」や「ブラック・ジャック21」、「エンジェル・ハート」、さらには「結界師」のPRもできたらと思っていたんだ。
このイベントに応募されるアニメ作品は世界的な最先端作品ばかりで、現在、各国のアニメクリエーターたちがどんな方向の作品を作っているかがなんとなくでもわかるんだ。でも商業ベースな作品というより、いろんな手法を駆使した表現を楽しんだものが多く、当然ながらCGを使った作品も目立つし、芸術性が高い感じのアニメが中心になっていたね。今回はスイスの特集がされてたこともあって、いつもよりも欧州からの作品ががんばってたように印象を受けたよ。観客賞という観た人が一人一票投じる賞もあって会場は熱気にあふれていました。僕のチェックした作品はどうだったかなあ。でもこんな風に2年に1度としても、5日間に渡って世界を代表するようなアニメ作品を、世界各国の人たちと、マジに100本以上観ることができる広島の子供たち、大人たちは恵まれてるよね。で、近い将来「名探偵コナン」「ブラック・ジャック」とかをこんな観客たちの前で上映できたらホントにイイな。それとこのイベントに来た時は毎回会場のすぐ近くにある広島平和記念公園を歩くことにしています。広島平和記念資料館や原爆ドームなどを見学すると、その時には生まれていなくても、とても重いものを感じます。だからこのような時期に広島で愛と平和をテーマにした国際アニメーションフェスティバルが行われるのは、とっても大切なことだよね。とにかくこのイベントは2年に1度、この時期に広島で開催される予定ですから、興味がある人は忘れずに情報をチェックしてぜひ参加して下さい!
そして、16回に渡って放送してきた「ブラック・ジャック21」は9月4日に放送する第17話「生命の尊厳」でいよいよ最終回を迎えます。繰り返しますが、僕たちスタッフは手塚 眞監督を中心に21世紀のブラック・ジャックを作ろうという意気込みで制作に取り組んできました。これまでのはもちろん、最終回の内容には自信があるし、万感の想いを込めて、ある曲を挿入歌としてはめ込んだんだ。手塚治虫先生のマンガの最終回「人生という名のSL」には、ブラック・ジャックの夢の中にいろんな登場人物が出てくるけど、TVシリーズの最終回にもそれを彷彿させるシーンがあるんだ。とても素敵な30分になったと自負しています。
ブラック・ジャックは最初から一貫して命をテーマにお送りしてきました。この作品を通じて、命に対する理解を深めてくれていると期待しているし、子供も大人も最終回を見てどんな風に感じたかをHPのおたよりコーナーに書き込んでほしいな。可能ならば「ブラック・ジャック21」を最初から見直してほしいくらいなんだ。そしたら新たな発見がいろいろあると思うよ。今回、2年間の放送をもって1つの節目を迎えたけど、ブラック・ジャックは僕の大好きな作品。これからもブラック・ジャックをいろんな形で放送できる企画の取り組みを続けていきたいと思っています。みんな、最終回を絶対見逃さないようにして下さいね!
一方、4日に放送する「名探偵コナン」は「トリックVSマジック(後編)」。先週の日記でスワッチが出した挑戦は覚えてる? 前編を見て犯人がわかった人はHPのおたよりコーナーにどんどん書き込んでね。自分なりに犯人を推理してから後編を見た方が楽しめるはずだよ。みんなの名(迷!?)推理、楽しみに待っているよ〜 !