• ■08月21日
  • ■08月21日

  • 2006.08.21

 実は先週の17日にブラック・ジャックの最後のアフレコをしたんだ。最後になってしまいました。レギュラー陣勢ぞろいで万感の想い薫るサブタイトル「生命の尊厳」を収録した後は、ピノコ役の水谷優子さん、シャラク役の佐藤ゆうこさん、和登さん役の小野涼子さん、本間久美子役の川瀬晶子さん、本間先生役の阪脩さんら、35人位の役者さんやスタッフが有名な中華料理店に集まってパーティを開いてね。昔からドラマ、舞台で活躍されている全満徳役の松山政路さん、ドクター・キリコ役の速水 奨さんら、参加された方たちはキラ星のような人ばかり。西川史子役のモデルになった女医の西川史子先生も駆けつけてくれたんだ。パーティに参加した人には1人ずつあいさつしてもらってね。それぞれのブラック・ジャックへの想いの丈を語ってもらったんだ。いろいろな面で作品作りを支えてくれてたスタッフも負けずにアニメーションシリーズとしての苦労も込めたBJ賛歌をもらって、おかげで明るく楽しく、とても素敵なパーティができました。

 みんなに伝えたいのは「ブラック・ジャック」はこの放送で完結する訳じゃないということ。21世紀のブラック・ジャックは作り始めたばかりだし、1つの節目を迎えたけど、パーティではブラック・ジャックの名の下、またみんなで集まろうと確認しあったんだ。マスター役の富田耕生さんは「今回はマスターだけど、ヒゲおやじなどの強烈な個性をずっとやってきてるので、僕にとって手塚治虫キャラクターは永遠に不滅。とても楽しい仕事ですし、いつかまた活躍する場ができると信じています」と話していたよ。手塚眞監督は「これは中間地点なので、これからも手塚治虫のマンガの活躍は世界中で続くし、またブラック・ジャックを作っていきたい。父の仕事を見て、漫画やアニメの仕事と関わりを持たないようにしていましたが、スペシャルを含めて3年以上アニメに携わって、これからもアニメの仕事を続けていこうと思い始めました。本当にいい経験になりました」とあいさつしていました。そんなみんなに愛されてきた「ブラック・ジャック21」が8月28日に放送するのは「破滅への挑戦」。手塚治虫先生がではなく新たに作られた物語が、あと少しで1つのピリオドを迎えるので、みんなにはしっかり自分の目で結末を確かめてほしいな。そして、HPのおたよりコーナーに感想や意見をどんどん書き込んでくだされば幸いです。

 一方、28日の「名探偵コナン」はTVオリジナル「トリックVSマジック(前編)」を放送するよ。これは脚本家の古内一成さんがやりたがっていたマジックものでね。タイトルはきちんと意味を込めてつけているんだ。とてもユニークなトリック(マジック)を使っていて、イリュージョンでミステリアスでおもしろい前後編の作品になっているよ。もちろんTVオリジナルだから誰も犯人を知らないよね。そこで今回はスワッチから日記の読者にちょっと挑戦状〜! 前編の放送を見て、誰が犯人かをきっちりと当ててほしいんだ。犯人がわかった人がいたらHPのおたよりコーナーに犯人が誰かを書き込んでね。簡単な根拠や理由なんかも書いてくれるとうれしいな。ミステリーファンのみんなには楽しいクイズになるんじゃない? コナンよりも先に犯人を推理できる名探偵は現れるかな?「夏休みスペシャル企画タイムリミットクイズ」同様、こんな感じの挑戦にもどんどん参加してね〜! こちらは賞品ないけどね、ごめんなさいです…。

 そういえば、コナンと同じように10年になっているのが「サクラ大戦」ですね。歌謡ショウファイナル公演「新・愛ゆえに」を観て来ました。会場で偶然出会って、一緒に観たのがなんと山口勝平さんと日高のり子さん。もう一人ゆかなさんも加わって公演後の食事をしたんです。笑い転げるくらいの楽しいお話の軸はなんとなくメンバー的に「犬夜叉」になってました。僕はみてただけの番組だけど「らんま1/2」の話も含めて、みんなホントに長いこと活躍してるよね。お互い身体には気をつけてがんばっていきましょう! それにしても「サクラ大戦」の役者やスタッフの皆様、10年に渡る素敵なステージを本当にお疲れ様でした。