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■07月24日
- 2006.07.24
今回は「名探偵コナン」初の実写ドラマの話をしようかなぁ。すでに発表されているからみんなも知っていると思うけど、10周年を記念した「名探偵コナン」の実写ドラマをこの秋に放送する予定でね。今は撮影の真っ只中なんだ。スワッチはアニメスタッフとみんなで応援しているんだけど、なかなか梅雨が明けなくて少しさえない天気が続いてるよね。ロケ中心で進行しているドラマスタッフにはつらい環境だから、スケジュール調整がかなり大変みたい…。でも、役者さんやスタッフのがんばりもあって撮影自体は順調に進んでいるみたいだから一安心。工藤新一役の小栗 旬さんは、某局の深夜アニメで高山さんと共演している関係もあって青山先生と一緒に食事もしてる間柄でね。青山先生のご指名で新一役は小栗さんになったということもあって、小栗さんの気合はかなりなもの。新一はサッカーが上手だからアニメではリフティングはお手のものだけど、実際はけっこうむずかしく、小栗さんは撮影の合間にもボールを手放さないくらい練習してるんだって。
スワッチは現場にまだ行っていないけど、近いうちに1度お伺いしようと思っているんだ。スワッチもどんな作品ができるのか今から楽しみ!おもしろいモノにアニメ、ドラマなどの枠はないからね。見た人が“あー面白かった”って言える楽しい作品ができればそれが1番ですよね。青山先生に打ち合わせを重ねて目を通してもらったシナリオは売れっ子脚本家の渡辺睦月さんが手掛けたオリジナル。みんなに自信を持ってお届けできる作品だから、放送日(まだ未定です)まで首を長〜くして待っていてね! そうそう、われらが声優スタッフ(コナンもコナン以外の作品も)からもこのドラマに参加してもらいます。だれがどんなシーンで登場するか、近いうちにお話するからお楽しみに!
そして、31日の「ブラック・ジャック21」は「恐怖のフェニックス病」を放送するよ。ブラック・ジャックとピノコはフェニックス病の真実を知るドクター・クーマに会うため、アフリカの奥地の村へと足を踏み入れるんだ。とんでもない土地でとんでもない真実を2人は目の当たりにします。今回は今までブラック・ジャックが追いかけてきたフェニックス病やノワール・プロジェクトなど組織の秘密が次々と明らかになるから、みんなにはブラック・ジャックが追うオリジナルな謎の真相を自分の目で確かめてほしいな。
一方、31日に放送する「名探偵コナン」は「封印された洋窓(後編)」。この話のアフレコは約4週間前にあってね。収録後は本堂瑛祐役の野田順子さん、山村刑事役の古川登志夫さん、そして事件の中心となるバンドメンバーの1人を演じるゲストの矢尾一樹さんたちとスタジオ近くのイタリア料理店で食事をしたんだ。野田さんがコナンチームに来たのはつい最近だけど、「『名探偵コナン』の知名度はすごい」と言ってくれてね。コナンに出演したら友達や家族からメールがたくさん届いて驚いたみたいだよ。矢尾さんは特に「金田一少年の事件簿」のころからいろいろと飲みに遊びに行った昔からの友達でね。久しぶりにゲストの1人として出演してくれて、迫力の演技を披露してくれました。矢尾さん、ありがとうございました。ベテラン古川さんはすごく陽気でお話の面白い人です。こーゆー会話が明白に次へのエネルギーになっていきます。さて今回の事件のポイントは完全に釘が打ちつけられて開かない洋窓。なぜ、この窓から人が覗いていたのか…。このトリックの謎を解くには発想の転換が必要なんだ。推理が壁にぶつかったら方針変更してね。