『アニメ村のステキな住民たち』アニ民203人目

　今週のアニ民は声優の富沢美智恵さんです。富沢さんのことをここではいつものように、みちえねーさん、と呼ばせてもらいます。僕がみちえねーさんと初めてお会いしたのは「シティーハンター２」の時だと思います。冴羽リョウとからんでしまう美人キャラは声優もみんな美人である、の当時の法則があるのに、みちえねーさんが入らないわけがありません。

　それにしても僕はこの作品で本当に多くの美人声優と会えましたね。でも本当は1987年4月「シティーハンター」と同時スタートした「きまぐれオレンジロード」でみちえねーさんが春日まなみを演じているので、共同で開催されたパブリシティイベントなどでもお目にかかっていたのかもしれません。

　その後「金田一少年の事件簿」で何度か犯人や容疑者を演じてもらったり、「名探偵コナン」でもお世話になってますよね。でもそれってもう10年以上前だったような…。やはり僕にとってのみちえねーさんは「サクラ大戦」神崎すみれ役でしょうか。きらびやかな衣装をまといタカラヅカよろしく舞台を立ち回る姿は、いくつものシーンでくっきり脳裏に残っています。打ち上げでご一緒した時、明るくキレがある人柄にしっかりと接することが出来て、演技の方向にも納得したものでした。

　知ってる方も多いと思いますが、お姫様お嬢様にありそうな“高飛車な演技”がうまい女優は実はそんなに多くありません。そして指折り数えるそのタイプ役者女優の筆頭にみちえねーさんをあげるのは絶対僕だけじゃあないはずです。

　というわけで10年以上ぶりの「名探偵コナン」出演、本当にありがとうございます。10月5日からの「服部平次と吸血鬼館」シリーズは4週に渡っての放送です。みちえねーさんに演じてもらうのはドラキュラ伝説が伝わる寅倉家次男の妻・瑠莉。「まさかアンタたち、義兄様の隠し子とかじゃないでしょね」などみちえねーさんの魅力たっぷりのセリフがいっぱい。金田一の時でも感心してたけど、こーゆー人間関係ドロドロドラマになるとホント迫力あります。

　と、当然のようにみちえねーさん、と呼んできましたが実は僕の方が年齢は上なんです。でも先述したサクラ大戦後のイメージからいつのまにか、ねーさんつけて呼んでいた僕がいます。というわけで僕にはどうしてもおねーさまなみちえねーさん。これからも明るく大上段にたったお芝居をどうぞサンサンと僕らにふりまいていってくださいね。まずは「服部平次と吸血鬼館」寅倉瑠莉役。どんな立ち位置でどこまで生き延びれるのかもしかして犯人か？どうしてもみちえねーさんに注目であります。