金田一少年の事件簿R

読売テレビ・日本テレビ系

毎週土曜夕方5:30放送

(一部地域を除く)

事件ファイル

獄門塾殺人事件

File.5

2014年7月5日(土)放送

 はじめは皆を太陽荘の食堂に集め、今回の連続殺人事件の真相を明らかにしていく。太陽荘でも月光荘でも殺人が起きたのは授業中。氏家は皆にアリバイがあり、犯行は不可能と訴える。すると、はじめは地獄の傀儡師、高遠の入れ知恵でスパロウは不可能を可能にしたと反論する。はじめはこの連続殺人は極問塾本校で起きた茂呂井殺害事件から始まったと説明。真犯人スパロウは合宿中に6人をまとめて殺害しようと考えるが、茂呂井は塾を辞めたため、模擬テストの時に狙ったのだ。
 はじめはアリバイトリックを暴くため、太陽荘と月光荘のスケジュール表を提示。月光荘で殺人が起きた時、太陽荘は休憩や食事などで誰にもアリバイがなく、逆に太陽荘で殺人が起きた時、月光荘は自由時間などで誰にもアリバイがなかった。つまり、2つの時間割は殺人計画のための作られたものだった。はじめは犯人が太陽荘と月光荘に1人ずついたと推理する。太陽荘の犯人は月光荘の犯人のアリバイが成立する絶妙のタイミングで近衛と海堂を殺害。はじめは近衛と海堂が教室を出て行ったのは偶然ではなく必然だったと訴える。はじめはそれを演出できたのはスパロウの氏家だけだと言い放つ。
 近衛にチョークを取りに行かせただけでなく、海堂がテストを早く終えて教室を出たのも氏家の罠だった。皆のテストに難しい問題を用意し、海堂の問題用紙にだけはヒントが書かれていたのだ。同じように太陽荘の絵波がトイレに行ったのも巧妙に仕組まれた必然だった。はじめは昼食の携帯食に腹痛になる毒が盛られていたと推理。そばアレルギーの絵波だけは解毒剤入りのそば茶を飲まなかったのだ。鯨木がカンニングをして教室を出された犯人の心理誘導トリック。太陽荘にいたもう1人のスパロウが鯨木のテキストを破き、テスト中にカンニングペーパーとして床に落としておいたのだ。
 氏家は月光荘から太陽荘に行くには1時間もかかり、犯行は不可能だと強調。だが、はじめは犯人がトリックを使って太陽荘と月光荘の距離を0にしたと反論する。2日目、太陽荘には文系グループだけでなく理系グループもいたのだ。氏家は1日目の夜の散歩の時に理系を太陽荘に連れてきていた。氏家は扉に鍵をかけるなどして文系と理系が鉢合わせしないようにしたのだ。はじめは太陽荘で殺害された近衛と海堂は川に放り込まれて下流の月光荘まで運ばれたと推理。その時、近衛の足が濡れてしまい、氏家は誤魔化すために足に水をかけたのだ。全ての見立て殺人は近衛の遺体を燃やした不自然さを誤魔化すためのものだった。この後、はじめはもう1人の犯人、太陽荘のスパロウの正体を暴く。近衛が残した「117」というダイイングメッセージは犯人を示すものだった。そして、犯人2人が犯行に及んだ動機、悲しい事件の全貌が明らかに。はじめは犯行を計画した地獄の傀儡師、高遠も追い詰めるが…。

獄門塾殺人事件File.1 / File.2 / File.3 / File.4 / File.5

登場人物

  • 村上草太
    (文系)

  • 氏家貴之
    (主任講師)

  • 厳島蘭子
    (副主任講師)

  • 濱秋子
    (文系)

  • 茂呂井連

  • 近衛元彦
    (理系)

  • 鯨木大介
    (文系)

  • 式部清子
    (文系)

  • 海堂瞳
    (理系)

  • 霧沢透
    (理系)

  • 中屋敷学
    (文系)

  • 絵波ゆりか
    (文系)

  • 赤尾一葉
    (高遠遙一)

バックナンバー

©天樹征丸・さとうふみや・講談社/読売テレビ・東映アニメーション