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驚異の大ヒット! 約束 ~16年目の真実~ プロデューサーが語る、作品に込めた想い――

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放送中に感じた【異変】――
想像を超える反響に、今思うこと。
第1話~第3話・最終話がTVerで無料配信中!

プロデューサーが語る「約束」―――
【妥協のない作品】を目指した。

Q:「約束」に込めた想い
自分が小学生の頃、テレビドラマに感じていた「ここで終わるの!?来週の放送が待ちきれない!」っていうあの感覚を「今の時代ならどう作り出せるか?」を考え詰めて、全10話連続モノの「心理サスペンス」に挑戦しました。
だから「次回への引っ張り」だけでなく、「次のシーンへの引っ張り」までを意識して、全シーン・全セリフに意図がある脚本作り、その意図をキャスト&スタッフの作り手全員で共有する、妥協のない作品を目指してきた結果、たくさんの方に見てもらえて、感想や考察をSNSやYouTube、ネット上で発信してくださり、今の時代の「テレビドラマの醍醐味」を経験できて、本当に嬉しく思っています。

「人の強さ」を信じたい。
それがドラマ「約束」に込めた、ひとつの想いでした。

Q:最終回を終えて、今思うこと
まずは、葵たちのひとつの物語が無事に終わりを迎えられたこと、ここまで作ってきた「約束」を無事に皆さんにお届けできたことにホッとしています。

葵と香坂は、この世の不条理を前に、たくさんのものを失ってきました。
2人がどこかで復讐の道を選んでいたら、もしかしたら葵か香坂が悪魔になっていたかもしれない。
だけど彼らは、「真実を知りたい」という強い信念を持って生きてきた。そんな「人の強さ」を信じたい。それがドラマ「約束」に込めた、ひとつの想いでした。
主演の中村アンさんが、桐生葵として「悲しさも辛さも、16年という長い時間も」全てを背負って向き合い、横山さんが隣で寄り添い、16年目の真実に辿り着くことができました。

一度は加害者家族になった葵。
葵はたくさんの人から愛をもらっていたんだ、と葵本人に気が付いてほしかった。

Q:最終話について
最終話で、事件解決後、望野署の屋上で葵と香坂が話すシーンがあります。
真犯人の存在に気づけなかったことに苦しみ、後悔する葵に対して、香坂が「もし主役が別の人物なら、ターゲットも変わっていたでしょう。それだけのことです」という言葉をかけます。
香坂にしては、論理的な発言でないし、プロファイリングもあまり関係ない仮説です。
それでも、無理矢理でもなんでもいいから、「16年、悲しみを背負ってきた葵を救ってほしい」という願いを込めて、横山さん演じる香坂が葵を救ってくれました。
撮影現場でも、このシーンを終えた後の横山さんは、全てを出し切って、疲れていました。笑

その後も、思い入れの強いシーンばかりです。
たとえ一人だろうと真相を追い求めてきた葵。
第1話で同級生の天草から恋愛事情を聞かれた葵が「......私はもう、そういう人生じゃないから」と答えるシーンがあります。
周りからは加害者家族として見られて、この16年を歩んできた葵は、「人に愛情を与えるなんて、自分はできない」と思って生きている。
そんな葵が最終話のラストで「こんなに、たくさんの人から愛をもらっていたんだ」と気づき、隣にいる香坂や捜査第一係の面々、天国にいる父の存在に気づいてほしいと願っていました。

その願いも、出演してくれた役者陣が、応援したくなったり、好きになったり、共感できる素敵な人間に育ててくれたおかげで、
「蕎麦屋での再会」「父からの手紙」「バディとの別れ」どれもほんとに素敵なシーンにしてくれました!ぜひ何度でも見てほしいです!

 

エゴサが追いつかなくなり、異変を感じた。
視聴者の皆さんと毎週対決している感じがハラハラでした。

Q:毎週のSNSの反応について
毎週、リアルタイムで放送を確認しながら、X上の感想や考察を追い続けてきましたが……
1部が終わる第5話で異変を感じました。
エゴサが追いつかなくなったのと、放送翌日も新たな感想がどんどん出てきて。それと同時に、TVerのランキングも上位をキープし、再生数も明らかに伸びていきました。
時間帯関係なく、TVerのランキングから話題になり、たくさんの人に見てもらうことができる、この時代に感謝しています!

SNSの感想・考察投稿、YouTubeの考察動画、ネットの考察記事、ほぼ全てを追っかけていました。
視聴者の皆さんと毎週、対決している感じがドキドキハラハラでした。
特に第6話で、飛鳥桃が疑われるけれども、新たな目撃情報で釈放され、桃の母親が白骨遺体で発見される。
あそこで、桃が皆さんの犯人候補から外れるか?は緊張でした。

 

何気ない会話にもたくさん伏線を散りばめました。
何度も見返してお楽しみください!

Q:最後に
1話から伏線をどんどん張って積み重ねて、さらに伏線回収もガンガンしていくことで、皆さんに「これ毎話欠かさず見ないとダメなやつだ!」と思ってもらいたくて、
まさに“主人公を含めた登場人物全員が、容疑者候補”と銘打てる作品を目指してきたので、考察という視点でも、皆さんに楽しんで頂けたら、嬉しいです。
1話の洋食店で、葵が同級生たちと再会するシーンは、何気ない会話だけれど、伏線が散りばめられています。
「視聴者の方々が、いつの間にサスペンスに巻き込まれている」ようなシーンにしたかったので、今、1話と最終話を見返すと、また新たな発見があるので、ぜひお楽しみください!


TVerでは第1話~第3話、最終話を無料配信中!
TVerURL:https://tver.jp/episodes/epl09n2g3a


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