(c)JAXA/NASA
#36
2012年12月9日
「メダカ達も一緒に帰還!」
後半の宇宙滞在を共に過ごしたのはアメリカ人クルーのケビン、ロシア人のオレグ、エヴゲニーだけではなく、32匹のメダカも僕らの仲間でした。実験のためにISSに運ばれてきた彼らは、閉鎖されたISSという空間で暮らす僕たち6人にとってある意味、“癒し”になっていたかも。魚の様子を見に行くのは仕事であり、また楽しみでもありました。そのうちの何匹かは、サニータ、ユーリと僕の3人と共に、一緒のソユーズ宇宙船で地球に帰還するし、他のメダカはそのまま宇宙に残って、60日間も宇宙生活するんです。こうした研究が活かされ、メダカの次はどんな生物が宇宙生活できるのか。「宇宙で暮らす」時代は夢ではないね。