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  • 2024年08月04日(日)
    あさ7:00~放送
  • 榊原郁恵
  • な・つ・の!『心』に刻む旅
  • 三重 伊勢~津
  • みどころ

    今回は榊原郁恵が夏の三重を旅する。まずは朝靄のたつ早朝の伊勢神宮を参拝し、その幻想的な雰囲気に感動する。山を牛が走る驚きの酪農法を知り、案内板に多く書かれた「榊原」の名にびっくり! お肌がツルツルになるという温泉かき氷って一体? さらに森林セラピーで究極の癒やしを体験! 三重の魅力を満喫する旅のはじまりです!

  • 内容

    旅のはじまりは早朝の伊勢神宮から。鳥居をくぐり、橋を渡ると、五十鈴川から朝靄がたっている。その幻想的な雰囲気に榊原は「一度、早い時間に来てみたかった!」と感無量だ。五十鈴川でお清めをし、御正宮へ。家族でもよくお参りに来たと言う榊原は静かに手を合わせて参拝をする。

    榊原は伊勢神宮の門前町「おはらい町」を歩く。早朝で各店もまだ閉まっている静けさのなか、開いているのが「赤福本店」。なんと朝5時から開店しているという。榊原は店内で製造される赤福のなりたちを聞き、甘いあんこの美味しさに癒やされる。

    続いて伊勢神宮そばの「おかげ横丁」へ。美味しそうな店や射的場が並ぶにぎやかな通りを歩くと、何やら太鼓の音色が――。「神恩(しんおん)太鼓」と呼ばれ、参拝客をもてなす演奏だそう。榊原は演奏を終えた北川直樹さんたちに話を聞く。さらに「おかげ横丁 豚捨」に立ち寄り、家族でもよく食べたという思い出の「豚捨コロッケ」をパクリ!

    お伊勢参りのあとに向かったのは津市。道路には「榊原川」の看板が! ここは榊原の名前と同じ「榊原町」なのだ。「榊原幼稚園」「榊原小学校」「榊原温泉」などなど、榊原づくしの案内板を見ながら榊原は大喜び! 榊原は道沿いの「温泉販売所」で車のタンクに温泉水を汲んでいる人を発見。湯代は20リットル20円! アルカリ系の泉質の湯はしっとりと肌になじむ。

    「call me cafe」に温泉水を使った話題のスイーツがあるという。榊原は店を訪ね、店主の古味学さんに迎えられる。町おこしをし、榊原のお湯のよさを多くの人に知ってもらいたいと実家を改装して始めたそうだ。榊原は古味さん自慢の「温泉かき氷」を食べ、普通のかき氷との違いにびっくり! そして温泉の効能を実感してまたびっくり!!

    榊原は「射山神社」の宮司・宮口重明さんを訪ね、榊原町の由来を聞く。その由来とは「榊の木」! 古墳時代から榊原町の榊は特別な役目を担ってきたという。榊原はその名のルーツに感じ入る。

    美杉町の山の奥へと向かう榊原。待っていたのは森林セラピストの中林カオルさんだ。森林さんぽと森林安息に重点を置きながら、榊原は「大洞山石畳コース」を歩く。杉の木が生い茂る山道は足元がふわふわとする。中林さんによると杉の葉がクッション材の役割をしているそうだ。2008年に林野庁認定の森林セラピー基地にも指定されている。榊原は豊かな緑の空気を深々と吸い込み、美しいハイゴケに触れて感激! そしてウッドデッキの上から大声を出すセラピーを体験!

    大自然のなかで酪農をする一家を訪ねて、榊原は「鈴木牧場 珠(たま)の牧」の鈴木雄大さんに出会う。牛たちは自由に山を歩き、草を食んでいる。山林に生えている植物を牛に食べてもらいながら山を切り開き、牧場にする「山地(やまち)酪農」という方法で、1年を通して24時間、山で放し飼いをする。日本ではまだ珍しいこの酪農に、鈴木さんは曾祖父が始めた牧場をベースに、8年前から挑戦している。ストレスゼロの牛たちはのびのびと人懐っこい。榊原は給餌のお手伝いをし、鈴木さんの父・克美さん、母・貴子さんと弟の万祥さんと牛乳で乾杯! そして鈴木さん一家と牛たちに見送られながら、榊原は三重の魅力と人、牛たちのあたたかさに触れた旅を締めくくる。