増田のニュースドライブ 新型コロナウイルスの陰で迫る中国 緊急97分SP

増田のニュースドライブ
新型コロナウイルスの陰で迫る中国 緊急97分SP

 世界中に猛威を振るう新型コロナウイルスが蔓延しはじめて1年が過ぎ、世界ではワクチンの接種を進め、以前の生活に戻りつつある国もあるが、日本では “まん延防止等重点措置”が適用され、社会活動の制限が続いている。この混乱に乗じた“ワクチン外交”などにより、世界のパワーバランスを変えようとするお隣の大国・中国の動きは徐々に活発化し、G7も包囲網を築くなど注視せざるを得ない状況に…。世界的なコロナ騒動の陰で人権弾圧や領海侵犯など「力による現状変更」を繰り返す中国の動きを徹底解明。国際的な非難を受け始めたウイグル問題や香港問題、そして尖閣問題などを、その道の専門家とともに掘り下げます。

番組内容

元内閣官房参与が分析&提案するコロナ政策のあるべき姿とは
パートナー:京都大学大学院教授 藤井聡氏

 安倍政権時代の内閣官房参与でありながら、国の政策に対して常に是々非々で向き合う京都大学大学院教授 藤井聡氏。
 客観的な証拠・データに基づき、そもそも緊急事態宣言を出す必要がなかったと主張。発生から約1年半が経過するも、未だ国がまともに検証を進めない中、藤井氏は独自に調査を実施。統計的に、時短や自粛は社会経済に大きな被害をもたらす割に、感染抑止効果が限定的あるいは、ほぼ無いに等しいということがわかったという。

 また、この間に力をつけてきた中国と日本のちがいをどのように見ているのか?そして、違いが出てきたターニングポイントとは?  



コロナ禍の陰で…ウイグル問題の当事者に聞く中国の人権問題
パートナー:国際政治学者 三浦瑠麗氏

 欧米を中心とした国際社会が「人権弾圧」だと非難をし始めた、中国による新疆ウイグル自治区でのウイグル族にかかわる問題。アメリカの国務省も、世界の最新の人権情報を記した「人権報告書」を公表。その中で、中国によりウイグル族など少数民族への集団虐殺が行われ、100万人を越える市民が強制収容や拷問などの人権侵害を受け続けていると指摘している。一方、中国は、「中国を意図的に中傷し内政に干渉している」などと反発し人権侵害を強く否定している。
 

 今回、日本にいるウイグル族の人に、三浦瑠麗氏とともに話を聞いた。話から見えてくる、ウイグル問題とは?  



コロナ禍の陰で…北海道の土地が危ない?「土地利用規制法」とは
パートナー:参議院議員 青山繁晴氏

 今、「第二のニセコ」といわれる、北海道・富良野の土地が、海外資本に買われ続けているという話を聞き、青山繁晴氏とともに現地へ。現地の不動産業者に聞いた、中国をはじめとした海外資本による土地買収の実態とは。そして、安全保障にかかわる施設から近い土地を管理できるようにすることを目的として、6月に成立した「土地利用規制法」。その狙いを青山繁晴氏に聞いた。
 

 さらに、中国海警の船が居座り続ける尖閣諸島周辺で起きている現実を、沖縄・石垣市長に聞く。北は北海道、南は沖縄でそれぞれ起こっている、領土・領海問題。中国の思惑とは。