増田のニュースドライブ コロナで隠れた重大ニュース緊急90分SP

増田のニュースドライブ
コロナで隠れた重大ニュース緊急90分SP

 2020年、突如発生した目に見えない恐怖。新型コロナウイルスの猛威に世界の状況が一変した。日本でも4月の緊急事態宣言をはじめ、その影響の大きさはいまだ計り知れず、各メディアは連日関連ニュースを報道している。
 しかし、その陰で、普段なら大きく扱われるはずの〝いくつかの重大ニュース″が存在し、コロナ禍に埋没してしまっていると言っても過言ではない状況がある。
 今回、ますだおかだ増田は、元大阪市長の橋下徹氏、ジャーナリストの須田慎一郎氏、そして、読売テレビ高岡達之解説委員長といった、その道のプロフェッショナルとタッグを結成!森友学園問題に端を発した公文書改ざん問題、河井夫妻の選挙買収事件、検察庁人事と賭け麻雀問題といった“重大ニュース”の取材を敢行する。
 コロナだけではない!
 忘れてはならない、重大ニュースの核心に迫る。

番組内容

橋下徹が語る!“森友”に端を発した公文書改ざん問題
パートナー:橋下徹氏

 「佐川理財局長の強硬な国会対応が社会問題を招き、それにNOを誰もいわない。これが財務官僚王国。最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ、手が震える、恐い」

 森友学園への国有地売却に関する公文書の改ざんを上司に強要され、心身を病んだ末、2年前の3月に自ら命を絶った財務省近畿財務局の赤木俊夫さん(享年54)の手記に残された言葉だ。
 公文書改ざん問題をめぐっては、大阪地検が捜査を行っていたが、去年8月、佐川宣寿元理財局長をはじめとした財務省幹部らは、最終的に全員不起訴処分となり、捜査は終結した。

 だが、夫の死の真相を知りたいと思い続ける、遺族である妻・雅子さん。今年3月18日に、国と佐川元理財局長を相手取り、損害賠償請求訴訟を起こした。国側は、請求を棄却するよう求めていて、佐川氏側も「公務員個人は、賠償の責任を負わない」として争う姿勢を示しており、裁判は今も続いている。

 橋下徹と増田が向かったのは、森友学園が建設した小学校。現在はどうなっているのか?そして、元大阪府知事であり元大阪市長である橋下氏が語る、公文書改ざん問題とは?  



須田慎一郎が斬る!前検事長の定年延長&賭け麻雀問題
パートナー:須田慎一郎氏

 「今回の人事は、政権との関係に疑念を持たれかねない」「説明してほしい」

 検察内部から公然とあがった異例の批判。今年2月、全国の法務検察幹部が集まる会議の中で、地方検察庁のトップである検事正の1人があげた声だ。
 事の発端は、今年1月31日、政府が当時東京高検の検事長だった、黒川氏の定年を延長すると閣議決定したことだ。与野党から「安倍政権に近い」と指摘されていた黒川氏。この人事は黒川氏を次の検事総長にすえるための”布石”との見方が出ていた。
 しかし今年5月、緊急事態宣言が出されている中、黒川検事長が都内で2回に渡って新聞社の社員と賭け麻雀をしていたことが発覚。この報道が出た後すぐに、黒川氏は辞職した。
 東京地検は、黒川氏の賭け麻雀について、常習賭博の罪は成立せず、単純賭博の罪については、起訴猶予の不起訴処分、収賄の罪については嫌疑無しの不起訴処分とした。その上、黒川氏が受けた「訓告」の処分は、減給や戒告などの懲戒処分よりも軽く、 法を司る立場にもかかわらず、一連の処分が甘すぎるのではないかと、世間から不満の声も上がった。今回の処分は不適当だったのか?そして、検察人事には本当に政権の思惑があったのか?

 須田と増田は大阪・新世界へ。須田が考える定年延長問題の裏側とは?また、賭け麻雀について、街の人たちはどう考えているのか?そして、コロナの影響が色濃く残る場所で、須田と増田が見たものとは!?

高岡達之が解説!前代未聞の河井夫妻選挙買収事件
パートナー:高岡達之解説委員長

「次は参議院選挙をよろしく」「妻が出るのでよろしく」
「二階幹事長から預かってきました」「あれなかったことでいいよね」

 次々と明るみになる、現金の授受とともに交わされたリアルなやりとり…。
 夫婦がカネで“票”を買った、前代未聞の選挙買収事件による現職国会議員の裁判は、現在も続いている。
 前の法務大臣で衆議院議員の河井克行被告は、去年の参議院選挙で妻・案里被告の票の取りまとめなどを依頼する目的で、広島の地元議員など100人に2900万円あまりを提供するなどした罪に問われ、参議院議員で妻の案里被告は、このうち5人について克行被告と共謀し、170万円を提供するなどした罪に問われている。
 法廷でも次々と明らかになる、にわかに信じがたい赤裸々なやりとり…。私たちが考える選挙の公平性はどこにあるのか?また、自民党本部は選挙戦を前に案里陣営に対し、相場の10倍とも言われる1億5千万円の資金を投入していたが、この資金と買収との間に関連はあったのか?さらに、激震が走った広島の地と、現地の政界はいまどうなっているのか?

 高岡と増田は広島へニュースドライブ!広島市民が考える選挙と政治とは?そして、この事件をきっかけに若返りが図られた、地方政治の現場へ。新しく当選した30代市長を直撃する!