小児がんで全盲になった女の子…「夢は叶えられる」 絵で伝える母の思い

神戸市に住む小原佳純ちゃん。活発で好奇心旺盛な4歳の女の子ですが、全盲です。1歳4か月の時に、目にできる小児がん「網膜芽細胞腫」と診断され、治療の末に両目を摘出しました。長い入院生活中、母・小原絢子さんを支えたのは、絵を描くことでした。しかし、目が見えなくなった我が子にはもう、絵を見てもらうことはできません。そこで作ったのが「触れる絵」。絵を触りながら、佳純ちゃんは物の形を覚えていきます。さらに母・絢子さんが描いたのは、入院生活の実体験をもとにした、小児がんの子どもと家族のための絵本です。佳純ちゃんの姉・蒼生ちゃんはずっと祖父母の家に預けられ、さみしい思いをしたことから、きょうだいのことも忘れてほしくないという思いが込められています。母・絢子さんが娘たちに伝えるのは、「見えなくても関係なく何でもできる」「夢は叶えられる」ということ。ハンディキャップを乗り越え、それぞれが前向きに挑戦を続ける家族に密着しました。

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