さよならの向う側
清水晴木(マイクロマガジン社)
公式サイトはこちら- 清水晴木先生コメント
- 小説家になってからの夢の一つが映像化でした。というのも僕は元々学生時代に脚本家を目指していて、小説と同じくらいにドラマや映画が大好きだったからです。そしてその頃からの十年越しの想いがとうとう実りました。本当に本当に嬉しいです。
この『さよならの向う側』は今までで一番の特別な想いがこもった作品です。そしてその作品を同じくらいの熱をもって、素晴らしいキャストさんとスタッフさんに映像化して頂きました。観終わった後にはきっと大切な人に会いに行きたくなるドラマになっていますので楽しみにしていてください。
小説 からドラマになることで、「さよならの向う側」という物語がこれからまたたくさんの人に届きますように。一緒にドラマを楽しむことができれば何よりも嬉しく思います。
本作品の「案内人」を演じてみて―
ありきたりですが『人間は捨てたもんじゃない』と演じながら思えたんです。
見るにも聞くにも堪えないような事件や出来事が日々起こっているような世の中ですけれど、その一方でやはり人の持っている『善性』は信じていたいですし、この物語にはそう思わせてくれる温もりがありました。各話のいたる所で、救われているような気持ちになれました。改めて、この案内人は演じがいがあったと思っています。
見どころ
怪我をして松葉杖をついてる時、当たり前に左右の足を出して歩けることの有り難さに気付く様に。風邪ひいて寝込んでるときに咳き込まずに呼吸ができることの価値を思い知る様に。このドラマは、身近な人と話せるという『当たり前』が持っている重さにほんの少し気が付ける、そんな作品ではないでしょうか。
身近にある当たり前がちょっとだけ意味を持つような、そんな時間としてご覧になっていただけたら嬉しいです。