こんな毒があったら、どんな話が生まれるか?新しい切り口の小説を書きたいという気持ちがあって、究極の「毒」が人手に渡るオムニバス形式の小説を書いた。
かなり前の作品だが、今でも面白いと思って映像化して頂けるのは嬉しい。
ドラマが放送される事で、新しい読者にも読んで欲しい。
今の時代でも通じる面白さが含まれた作品だと思っているので。
人を殺した人の方が敗北者になり、傷ついていく。殺してしまったら、取り返しがつかない。こんな時代だから、人の命を絶つ事の重みを知って欲しい。
この小説で言いたかったのは、「何故、人は人を憎むのか?」という事。
ドラマの原作としても、現代的な話なので、「人間って、こういう状況におかれたらどうなるのだろう?」「自分がこの毒を手に入れたらどうするか?」と思いながら、ドラマを楽しんで観て頂きたい。