登場人物[登場人物・出演者]

秋元邦子/60才/朝加真由美

日本語教師はティーチャーではなくサポーターでなければならないのよ

光文学院の校長。ハルコの高校時代の担任教師。
4年前、亡き夫が経営していた小さな日本語学校を引き継いで校長になった。

昔から夫の仕事を傍で見ていたので日本語教師のあり方や教育方法は熟知していて、
校長でありながら教師としても教壇に立っていたが、腎臓を患い、入院生活を余儀なくされてしまう。
そんな矢先、ベテラン教師の一人が大手日本語学校にヘッドハンティングされてしまい代わりの教師を探していたところ、毎年年賀状を送ってきていた教え子のハルコに白羽の矢を立てた。
ハルコは枠にはめられることを嫌う問題児だったが、物怖じせず情に厚い性格なので日本語教師に向いていると見込んだのだ。しかしハルコが目指すのはあくまで日本人を相手にした高校教師だったため、やむを得ず高校教師の仕事を紹介するという条件を提示した。
本音は、ずっと日本語教師をやってほしいと願っている。
ハルコなら親元を離れ慣れない日本で不安を抱えた外国人生徒たちの良きサポーターになってくれるだろう、と。