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【コロナ禍で価格爆上がり中!?】お宝鑑定・買い取り現場に密着!<part1>永遠の愛を誓った証の婚約指輪を手放す”切実な理由”とは?
2022年3月8日 UP
ブランド品から骨董品まで様々なお宝を買い取る店、その名も「おたからや」。そこに集まるのは、驚きのお宝と一攫千金を夢みる人の姿。今回は、夫婦が永遠の愛を誓った証である婚約指輪を売りに来た女性…そこにはコロナ禍ならではの“切実な事情”がありました。悲喜こもごもの買い取りの現場に密着!あなたの家にもお宝が眠っているかもしれませんよ。
なぜ?大切な“婚約指輪”を売る女性
「いらっしゃいませ!」
2021年12月、東京都新宿区の「おたからや新宿本店」にやってきたのは、カフェを経営しているという40代の女性。
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「早速なんですけれども、お品物を拝見してもよろしいでしょうか?」
依頼者の女性が取り出した小さな袋の中から出てきたのは、金やプラチナのリングに、ルビーやダイヤが散りばめられた3つの指輪。20年ほど前に自分で購入したもので、3つ合わせて10万円ほどだったといいます。そして、もうひとつが…
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「うわっ…すごいですね!」
鑑定士も思わず声を上げてしまったのは、プラチナのリングの上でまばゆい光を放つダイヤモンドの指輪でした。
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「結構、大きさもございますし・・すごくきれいですし、良いお品物だと思います。」
実は、この指輪は…
(40代 カフェ経営者)
「婚約指輪です。主人に買ってもらいました。」
そう、今回持ち込まれたのは、なんと婚約指輪。女性は今から18年前に結婚。当時、夫からプロポーズされた後にもらったものだといいます。大切な思い出の品であるはずの婚約指輪をなぜ売りに来たのでしょうか。女性に話を聞くと、その理由は“離婚”ではないというのですか…。
(40代 カフェ経営者)
「“コロナ”の影響で主人のボーナスとかも減ってきて、私のカフェの売り上げが下がったので
生活費にできないかなと思って。」
2020年、コロナの影響で女性が経営しているカフェは休業。その後も時短営業などが続き、売り上げが5割ほど減った月もあったのだと言います。さらに、夫の会社のボーナスも減少。なんとか生活資金の足しにできないかと今回、夫と相談し婚約指輪の売却を決意したということです。
(取材スタッフ)
「婚約指輪を売る方はいますか?」
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「結構多いです。離婚とか関係なくても、華やかなので使われない方が多かったりするので。記念にはなるんですけど、家にあるだけって方が多いので。」
依頼者の女性に売却の希望金額を聞いてみると…
(40代 カフェ経営者)
「100万円いったらいいかなくらい。指輪の購入時の値段も知らないので。主人は『結構いけるんじゃない』って感じでした。」
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「そうしましたら、査定に入らせていただきます。」
ダイヤの婚約指輪 鑑定のポイントは?
依頼者の女性から商品を預かり、鑑定スタート。ダイヤモンドの値段を決めるポイントはどんなところなのでしょうか?
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「ダイヤモンドは、4Cというのが関わってきまして…」
4Cとは、ダイヤモンドを鑑定する際の4つのポイントです。重さを表す「Carat(カラット)」、透明度を表す「Clarity(クラリティー)」、そして色「Color(カラー)」、形「Cut(カット)」を総合的に判断し、価格が決まるのだといいます。
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「2,034なので、2カラットになります。」
(取材スタッフ)
「2カラットって結構大きい方ではないんですか?」
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「1カラットを超えてくると金額がかなり変わってくると言われています。今回、2カラットのお品物ですので、ダイヤモンドとしてはかなりいいお品物、大きいですね。」
さらに、次の判断ポイントであるカラーは?
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「黄色みがかってしまうと金額が落ちやすく、透明であればあるほどきれいなダイヤモンドになりますので、金額が高くなります。」
(取材スタッフ)
「透明度はどうですか?」
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「内包物もないですし、透明です。」
カラット、クラリティー、カラーはOK。そして残るカットも申し分ないということで、婚約指輪と残りの3つの指輪も鑑定が終了しました。
婚約指輪の希望額は「100万円」 鑑定額はおいくらに!?
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「お待たせいたしました。こちらの品物4点見させていただきまして、今はドキドキですか?」
(40代 カフェ経営者)
「そうですね。(笑)」
(40代 カフェ経営者)
「まずこちらの手前にあるお品物ですけど…。」
3つ合わせて10万円ほどで購入した、指輪のお値段は…!?
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「まずこちらの手前にあるお品物ですけど、こちらが…2万円です。」
(40代 カフェ経営者)
「おっ!」
10万円で買った3つの指輪はゴールドやプラチナが使われていましたが、使用されているダイヤモンドが小さいかったこともあり、合計7万7000円になりました。
残るは18年前に夫からもらった思い出の品、ダイヤモンドの婚約指輪!希望金額は100万円ですが、果たして…
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「最後、こちらですね。4点の中でも期待や思い入れが、あるかもしれないですけどこちらの金額ですが、なんと…」
夫との愛の結晶、婚約指輪のお値段は!?
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「こちらの金額ですが、なんと…210万円です!」
(40代 カフェ経営者)
「あっすごい!」
鑑定価格は、なんと希望金額のほぼ倍、210万円!
(鑑定士 伊東悠夏さん)
「ダイヤモンド自体を見させていただいたところ、すごくきれいなダイヤモンドでしたので。2カラット、さらにクラリティー、カットであったり…評価を高くつけさせていただいています。」
4点の総額にまとめ売りキャンペーンを加えて、合計220万円で買い取り成立です!
(40代 カフェ経営者)
「ありがとうございます。すごい。」
依頼者の女性も思わぬ金額に思わず笑みがこぼれます。
(取材スタッフ)
「値段を聞いてどうでしたか?」
(40代 カフェ経営者)
「すごく高くないですかウフフ。こんなにもらえると思わなかったんで、帰って主人と相談してみます。」
(取材スタッフ)
「ご主人にどう言いたいですか?」
(40代 カフェ経営者)
「良いものを買ってくれてよかったなと思います。感謝ですね。」
一攫千金も夢じゃない?お宝の買い取り現場密着。次回は、おたからや史上初!金色に輝く兜と仏像が登場!果たしてこの輝きは本物なのか?お値段は一体いくらになるのでしょうか!?
次の配信は3月10日(木)予定です。乞うご期待!
(情報ライブ ミヤネ屋 2022年3月3日放送)