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【独自解説・デーブの裏ネタジャック】王室との新たな確執、ヘンリー王子「機関」発言で波紋 “ご機嫌”メーガン妃にはやらせ疑惑…戴冠式で新たな要求も?
2023年4月8日 UP
英国王室との新たな確執が波紋を広げるヘンリー王子。一方、パパラッチに“ご機嫌”対応を見せたメーガン妃ですが、その裏で動いていた強かな作戦と矛盾の嵐に批判が殺到しています。さらにチャールズ国王へのとんでもない要求も!デーブ・スペクター氏が真相を解説します。
ヘンリー王子が突然ロンドンに…メーガン妃は“インフルエンサー”に返り咲き狙う?
3月27日、英国王立裁判所にヘンリー王子が突然現れ、騒然となりました。そこには世界的ミュージシャンでありヘンリー王子の友人エルトン・ジョン氏らの姿も。2022年10月、ヘンリー王子を中心とする著名人7人が、「デイリー・メール」などの発行元出版社 「アソシエイテッド・ニュースペーパーズ社」をプライバシーの侵害で訴えた件でやって来たのです。そんな中、ヘンリー王子が証人陳述書で英国王室を“機関”と呼んだうえ、王室のマスコミ対応を批判したことが波紋を広げています。
Q.あえて王室と言わなかったのか、“機関”と呼ぶのは一般的なのか、どちらなんでしょうか?
(デーブ・スペクター氏)
「時々、身内でファーム(firm)=企業・機関という言い方はしますが、メディアはあくどいスタンスで王室のことも報じますので、同じ立場のヘンリー王子は、本来なら王室を味方にすべきなんです。そもそも、これは大陪審に近いような形で、この提訴をやるべきかを決めるためのものだったので、ヘンリー王子が出席する必要は全くありませんでした。それでも行ったというのは、予定ではこの時期にチャールズ国王がフランスに行くはずだったので、客を奪おうという計算ではないかともいわれています」
イギリスに帰国したヘンリー王子の滞在先は、エリザベス女王から贈られたウィンザー城内の邸宅フロッグモア・コテージ。ここは、実は先日チャールズ国王から“立ち退き”要求されていた場所でした。ヘンリー王子は邸宅に残してあった荷物の整理を行った可能性が高いと、英「インデペンデント」は伝えています。
(デーブ氏)
「“立ち退き”というのは非常に冷たく感じるんですけど、リースを更新しないだけです。仮に戴冠式に出席した場合は、泊まることはできます。ですが、私物などをまとめる最後のチャンスだということは、間違いないです」
一方メーガン妃は、慈善団体「ワールド・セントラル・キッチン」が出版する初の料理本の中で、「特製レモン・オリーブオイル・ケーキ」のレシピを提供しました。この料理本では、他にもミシェル・オバマ元大統領夫人ら複数の著名人がレシピを紹介しています。
Q.メーガン妃は、それだけアメリカで影響力があるんですか?
(デーブ氏)
「女優時代はブログを利用し、インフルエンサーとして非常に上手くやっていたのは事実です。私もブログを見たことがありますが、勧めているものなども上品で、レベルが高く、洗練されていました。もしかしたら、女優業より上手くやっていたのではないかと思います」
さらに、メーガン妃がブログを再開するのではないかと、イギリスメディアは報じています。メーガン妃は女優時代、レシピ・ファッション・健康・日常生活などを綴ったブログ「ザ・ティグ」を運営し人気を誇っていたのですが、ヘンリー王子と婚約した2017年に閉鎖されていました。メーガン妃は世界的女優のグウィネス・パルトロウさんをライバル視していると噂されていて、彼女のブログ評価額は320億円以上といわれています。ヘンリー王子夫妻も、2022年にドキュメンタリー作品でNetflixと220億円超えの契約をしていますが、現在はロマンス・コメディーを制作中との報道もあります。
メーガン妃“ご機嫌”映像にやらせ疑惑…喜びや余裕をアピール?
3月8日、メーガン妃は「経済的に困窮する女性たちを支援する慈善団体」を訪問したのですが、身につけていたのは「マックスマーラ」のカシミアコート約80万円、「シャネル」のハンドバッグ約86万円などの高級品ばかり。服装がふさわしくないと批判が殺到する事態になりました。
そして、その後に街中で撮影されたとされる“ご機嫌”な様子のメーガン妃の映像に、やらせ疑惑が出ているといいます。その映像には、メーガン妃と側近の女性がレストランを出て並んで歩く姿で、パパラッチに声をかけられると側近がさっと後ろに下がる様子が映っていました。
(デーブ氏)
「パパラッチを嫌がっているのなら、普通なら側近がメーガン妃をブロックします。でも、側近は即座に後ろに下がったり、振り返ったメーガン妃を手で押したりと、カメラの邪魔にならないようにしているようにも見えます。また、このレストランは毎日パパラッチが張っているわけではないのに、なぜメーガン妃が来るのを知っていたのか。しかも、1社しか行っていない。場所も、メーガン妃が住む場所から車で約2時間かかるので、頻繁に来るわけではないですし、何より、こんなにもご機嫌なメーガン妃というのは見たことがないんです。実は、この映像はメーガン妃の子どもたちに王子・王女の称号が与えられたと発表された日と同じだったので、その喜びや余裕をアピールしたかったのでは?と言われています」
そして、その子どもたちの称号を巡って、王室との溝が深まっているといいます。ヘンリー王子夫妻の広報担当が「3月3日、リリベット・ダイアナ“王女”の洗礼式を行った」ことを公表しました。ヘンリー王子夫妻は、「子どもたちの肩書きは生まれながらの権利で、王室との問題は解決している」とコメント。この時点では、まだ英国王室のホームページ上は「アーチー“くん”」「リリベット“ちゃん”」のままだったため波紋を広げていたのですが、ヘンリー王子夫妻らの発表の翌日、王室側が肩書きを変更しました。
Q.王室側が正式に発表してからヘンリー王子夫妻が発表するのが、筋だと思うのですが。
(デーブ氏)
「フェイントをかけた、と言っても良いと思います。洗礼式もやったので、これ以上は待ちたくないという思いもあったと思います。チャールズ国王が発表してくれるのを期待していたはずですが、動きそうもなく、戴冠式も近いですし、今しかない!と先に発表したと思うんですよ。この作戦は成功したと言えます」
Q. 以前ヘンリー夫妻は、子ども達を“私人”として育てたいと言っていましたが、矛盾していますよね。メーガン妃にとってメリットがあることなんですか?
(デーブ氏)
「メーガン妃は仮にヘンリー王子と離婚したとしても、王子・王女の母親であるとずっと言えるわけですし、王子と結婚しただけではなく、歴史に残る王族2人の母親であることも大きくブランドの価値を上げます。ですが、アメリカ国内ではこういった称号は一切認められていませんので、あれだけ批判して王室離脱して、アメリカにいるのに称号にこだわるというのが、矛盾が大きく、いやらしく見えます」
ヘンリー王子夫妻、チャールズ国王戴冠式で新たな要求?
「ニューヨーク・ポスト」は、ヘンリー王子夫妻がチャールズ国王の戴冠式でVIP待遇を求めていると報じています。2人は宮殿のバルコニーに立てるよう要求しており、アーチー王子とリリベット王女の祝賀会への参加を求めているともいわれています。また、その日はアーチ―王子の誕生日にあたるため、他の王族からお祝いの言葉をかけてもらいたいと考えているということです。
Q.父親の戴冠式とはいえ、王室を離脱している立場のヘンリー夫妻らがバルコニーに立てる可能性はあるのでしょうか?
(デーブ氏)
「ないと思います。公務を行っている王族に限定する、ということになっていますから。ただ、王室が妥協するとすれば、戴冠式後に行われる行進で、ヘンリー王子夫妻と子ども達を歩かせるということはできるのではないかと思います。ただ一方で、あまりにもヘンリー王子夫妻らに“舐められている”ような印象を与えると、英国国民が国王に対して怒ります。建前と、どこまで許して良いかというのは、ジレンマだと思います。そのバランスが非常に難しいですね」
(情報ライブミヤネ屋 2023年4月4日放送)