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元宮内庁職員・山下晋司さん

【独自解説】眞子さま3年ぶりに小室圭さんと再会 元・宮内庁職員「どんな気持ちでこの道を選ばれたのか、ご自身がお話しになった方が国民も結婚を理解しやすくなるのでは」

眞子さまが小室さんと3年ぶりの再会

10月26日に秋篠宮家の長女、眞子さまと結婚する小室圭さんは、10月18日、秋篠宮ご夫妻に結婚の挨拶をするため赤坂御用地を訪れました。眞子さまとも、3年ぶりに再会したとみられています。今後の予定など、元宮内庁職員で皇室ジャーナリストの山下晋司さんが独自解説します。

眞子さまは、これまでに公務で海外訪問

Q. 眞子さまは、これまで公務で海外訪問を多くされていらっしゃいましたが、皇室の方が海外訪問されるというご尽力は、大変なことですね?

(元宮内庁職員・山下晋司さん)
「国にとっても、非常にありがたい存在なんですよね。政治家が行くっていうことではなくて、本当に国際親善として、外交というよりも、人と人との繋がりといいましょうか、そういう点ではやはり天皇や皇族というものしかできないっていうところありますよね。」

Q.訪問された国の方々は、とてもお喜びになるそうですね?

「特に眞子内親王殿下の場合、南米で何か国も回られていますけれども、あちらは特に移民した方のご子孫の方のとかもいらっしゃるんで、他の国、他の地域とはまたちょっと違いますよね。」

小室さんが赤坂御用地で秋篠宮ご夫妻へ挨拶

10月18日の小室圭さんの動き

小室圭さんが10月18日、秋篠宮ご夫妻へ結婚の挨拶を行いました。当日は、午前7時47分に実家マンションを出発。午前9時15分に赤坂御用地に入り、眞子さまと約3年ぶりに再会し、秋篠宮ご夫妻に結婚の挨拶をしたものとみられます。午後1時から秋篠宮ご夫妻は千鳥ヶ淵戦没者墓苑で秋季慰霊祭に出席されました。小室さんは、赤坂御用地を出た後、アメリカ留学前に勤務していた法律事務所を訪問しました。

小室圭さん 3週間ぶりに“姿”

Q.赤坂御用地での滞在は4時間弱で、眞子さまと会うのは3年2か月ぶり。秋篠宮さまご夫妻へのご挨拶や記者会見についての打ち合わせなど、眞子さまとゆっくり過ごせる時間がなかったんじゃないかと想像するんですが如何でしょうか?

(山下晋司さん)
「秋篠宮同妃両殿下のご挨拶、そんなに時間を取ってないんじゃないかなと思うんですけれども、ほとんどは眞子内親王の打ち合わせだろうとは思うんですね。夕方までとか、もっと長くいらっしゃるのかなと思っていたんですが。3時間半ぐらいで出てこられたっていうことは、まあ色々と電話などでも打ち合わせをしておられるんでしょうけれどもね、ちょっとなんか短かったなと思っています。」

Q.今週は上皇后さまのお誕生日、天皇皇后両陛下へのご挨拶、眞子さまのお誕生日があって、来週記者会見ですから、3年2か月ぶりにお会いになっても、眞子さまはゆっくりお話が出来る時間がないのでは?

「17日で宮中祭祀やご公務がひと段落で、結婚までに中8日しかないですよね。ですから、その間にこういったご挨拶とか宮中三殿での拝礼というものが詰まっているんですよね。そういうのも含めて、今日の話し合いっていうのは相当長くなるんじゃないのかなと思っていたんですよ。」

Q.ひょっとして小室さんが婚姻届を持って行って、眞子さまに渡したのでは?

「そういう可能性もありますね。今後、結婚の日までに、2人が実際にお会いになる機会がひょっとしたらないんじゃないかなとも思いますしね。」

Q.今回会って、小室さんの母の金銭問題について説明されたのか、されたとしたらその内容はある程度、公になるのですか?

「いや、秋篠宮同妃両殿下にご説明されたことは公にはならないでしょうね。それはもし公にされるんであれば、小室さん側の代理人弁護士側がマスコミにいうという、それぐらいしか考えられませんね。宮内庁が公表する、発表するってことはありえないでしょう。」

眞子さまは皇族として最後の宮中祭祀参列

眞子さま 皇族として最後の宮中祭祀

10月17日、眞子さまは、皇族として最後の宮中祭祀となる神嘗祭賢所(かんなめさいかしこどころ)の儀に参列されました。神嘗祭賢所の儀とは、三重・伊勢神宮で行われる秋の実りに感謝する「神嘗祭」に合わせ、皇居・賢所で行われる宮中祭祀です。天皇皇后両陛下をはじめ秋篠宮ご夫妻、眞子さま、佳子さま、三笠宮家、高円宮家の皇族方が参列されました。

Q. 神嘗祭賢所の儀で、眞子さまは皇族の方に結婚のご挨拶をされたんでしょうか?

(山下晋司さん)
「いや、これはあくまでも宮中祭祀でお会いになるっていうことですから。私は、挨拶は挨拶で別に行かれると思います。」

Q.それはプライベートということで?
「そうですね。」

10月19日 宮中三殿参拝へ

10月19日 眞子さまが宮中三殿に参拝

10月19日、眞子さまは宮中三殿を参拝されました。皇族が結婚される際は、装束に身を包み御殿の上で参拝する儀式を行いますが、眞子さまは、儀式ではなく私的な位置づけで、装束には着替えず、洋装で御殿の下の庭で参拝されたということです。

Q.10月19日の宮中三殿の参拝は、御殿ではなく、洋装で御殿の下の庭でされたということですが、これは初めてのことですか?

(山下晋司さん)
「いや、初めてではないです。本来は、装束姿で、殿上で、拝礼されるというのがあるべき姿ですが、昭和22年10月、今の制度になって51方の皇族方が皇籍を離脱するんですが、その時には、宮家の当主だとかそういった代表の方が、この『賢所・皇霊殿神殿に謁するの儀』に臨んでおられるんですね。その時は庭上でやっていますので、お庭で洋装でやるから儀式じゃないということは言えないですよ。その違いはどこにあるかとなると、私も宮中祭祀に詳しくはないんですけれども、お供え物だとか祝詞だとかっていうものが儀式の場合はあるんですね。先日、眞子内親王殿下が昭和天皇陵にご参拝されましたよね。あの時、台がありましたよね。あの台の上に何も載ってないんですよ。お供え物がないんですね。ご自身の置かれる榊や玉串はありますけれども、お供え物がない。式年祭だとかそういう儀式だけでやる時はお供え物がある。それもないっていうことは、これは儀式ではなくて、単に拝礼されるということです。『賢所・皇霊殿神殿に謁するの儀』もそういったお供え物をせずにその建物の前で拝礼される、という形のようですね。」

Q儀式ではないという考え方でいいのですか?

「そうです。儀式として『賢所・皇霊殿神殿に謁するの儀』というふうにすると、お供え物があったり、祝詞というかそういうものがあったりっていう。でも今回はそれをやらないっていうことです。」

Q.『私的な位置付けで』というのは『皇族のお一人として』という意味合いですか?

「ここも非常に分かりにくいんですけど、結婚自体が私的っていう位置付けなんですよね。
宮中祭祀っていうのも、天皇家の私的なことっていう位置付けになっていますから。だから私的か公的かとなると、これも私的という位置付けに法的にはそうなるんです。ですから、宮中祭祀としての『公の部分』をやらないという。宮内庁は『公務』という言い方と、『宮中での公務』という言い方をするんですね。例えば、その宮中祭祀っていうのは、『宮中での公務』なんですよ。でも法的にいうと国としての公務には当たらない。ここは非常に分かりにくいと思いますけど。そういう点で『賢所・皇霊殿神殿に謁するの儀』も、宮中においては、公務と言っていいんですよ。今回はそれすら公務という位置付け、『宮中での公務』っていう位置付けにもしないんですね。」

眞子さまの天皇皇后両陛下へのご挨拶は?

眞子さまの今後の日程

Q. 10月22日には眞子さまお一人で天皇皇后両陛下にご挨拶されるんですが、これも『朝見の儀』に当たるんですか?

(山下晋司さん)
「いえ、儀式だてはしないっていうことになったんで。『朝見の儀』の場合は正装、ティアラや勲章を付けて一番格の高い服装でお座りになった後、台の上に料理が載っていて、そこに箸を立てるっていう、そういう流れがあるんですけれども、そういった儀式を一切やらないっていうことです。あくまでもプライベートですから、お住まいを訪ねられて、そこでお別れのご挨拶となる。『賢所・皇霊殿神殿に謁するの儀』と、この『朝見の儀』は、結婚というよりも皇籍離脱に伴うものというふうに考えなきゃいけないんです。それすらも、公的であったり、その宮中での公的なものは全てやらないと。ですから今回のその一連の流れをまとめますと、一私人、一人の女性の結婚として位置付けましょうっていうところを非常に感じますよね。皇族としての部分をほとんど無くそうという。」

10月26日 お二人で記者会見

10月26日に記者会見

10月26日に皇嗣職の職員が婚姻届を提出、皇籍を離れ「小室眞子さん」として、東京都内のホテルで会見をされます。この会見は秋篠宮家の側近、宮内庁の皇嗣職が仕切る形で行われ、会場の費用はお2人が負担をするということです。また、通例であれば皇籍離脱とともに宮邸を後にされるということです。

過去の女性皇族の結婚会見

過去にも女性皇族の方の結婚会見が、ホテルなどで行われた前例があります。黒田清子さんの場合は、結婚式、婚姻届の提出後に会見が行われました。披露宴直前で多忙なことを理由に会見は約6分間、質問は2問のみで、その他は文書で回答しました。式場探しなどは黒田家に任され、婚礼の費用などは皇室の私的な財布と新郎側の双方で負担をされました。また、千家典子さんの時は、結婚式の後、立った形で約3分間の記者会見が行われ、守谷絢子さんの時も、結婚式の後、立った形で約7分の記者会見が行われました。

Q.黒田清子さんの時は、こういう形で記者会見が行われたのですね?

(山下晋司さん)
「はい、今回の記者会見のタイミングっていう点では、前例通りなんですよ。
結婚式はお挙げになりませんけれども、入籍という、婚姻届をお出しになって、一般国民になった後のタイミングで記者会見。この3つの例とタイミング的には全く一緒なのです。場所についても、本来は帝国ホテル、結婚式を挙げられた場所、出雲大社であれ、明治神宮であれ、結婚式を挙げらた直後に記者の質問にお答えになった。今回は結婚式がないんですけれども、場所としても前例通りというふうになるんですね。」

記者会見の内容は?

どのような会見に?

Q.会見時間がどれくらいとられるのかは、ちょっと難しいですね?

(山下晋司さん)
「全く分からないですね。中身自体も分からないので、質問を受け付けるのかとか、受け付ける場合何問だとか、あと関連質問っていうその場で急に出てくる質問ですよね。そういったものを受け付けるのかとか、時間がどのくらいだとか、生中継があるのかとか。というのはまだ一切出てきてないんでね。出席の記者、カメラの枠っていうものは出ていますけれども、中身が大事なので。そっちが全く分からないですね。質問は宮内記者会だけっていう可能性だってあるわけですよね。雑誌協会や特派員協会からの代表質問とはいえ、受け付けるのかどうかというところも、今の段階で全く分からないですよね。」

独自 元婚約者代理人を取材

小室さんの母の元婚約者との金銭問題について、元婚約者の代理人を10月18日に独自に取材しました。コメント発表後、「会ってもないし話もしていない」ということで、小室さん側の代理人と少しやり取りしているが「何も進展はない」ということです。

Q. 小室圭さんがニューヨークに旅立たれると、やっぱりお話しするのはお母様って事に実質になりますよね、特にコロナ禍の中でもありますし。

(山下晋司さん)
「ご結婚された後も、この交渉を続けていかれるのかどうかっていうところを、私は疑問に思っています。場合によっては、もうここで交渉も終わりっていうことはあるだろうとは思っているんです。そのあたりは、元婚約者の方がどういうふうに向き合われるというか、どう対応されるかにかかっているんだろうなっていうところですね。」

会見 7つのポイント

山下さんは、会見で聞きたいポイントを7つ挙げています。まず、小室さんへの質問として、1、母親の金銭問題の現状は? 2、アメリカでの生活設計は? 3、なぜ弁護士資格をアメリカで取得したのか? 眞子さまへの質問として、4、一時金受け取り事態の真意、5、皇室離脱への思い、6、延期から3年半・その間の思い、7、結婚はなぜ今なのか?

(山下晋司さん)
「ここに挙げているのは、あくまでもこのくらいはっていうところです。色々なことを質問すべきだと思っている方いらっしゃるでしょうしね。今までの流れを見ていますと、結婚が延期の発表になったその半年ぐらい後にアメリカに行ってしまわれるとか、分かりにくいプロセスをたどっています。ですから、そういったことに対して、お2人はどういうふうにお考えになっていたのかとか、眞子内親王はどういうお気持ちでこの3年半を暮らしてこられたのかとか。あと皇族であった方が、一般国民におなりになると。皇室に対する思いといいましょうか、そういったところは最低限、聞くというか。お気持ちはひょっとすると、質問じゃなくても、冒頭にそれぞれお話しされる可能性もあるなと思っています。質問を受けて答えるんじゃなくてね。今の気持ちだとか、いろんな声がある中で、結婚に踏み切ったことだとか。これからどういうふうに2人で生活していくのかとか、そういったのは、質問がなくてもお答えになるんじゃないかなと思っています。」

Q. 会見をされるというのは、皇族を離れるにあたって国民の方々へのご挨拶という意味合いも相当強い?

「私もよく分からないんです。通常は記者会のほうから要望があって、じゃあ受けましょうってなるんですけど、今回、宮内庁が発表に合わせて記者会見やりますって言っているんです。その段階で、中身は分からないんですよね。なんのためにやるのかって考えたときに、やはり2020年、秋篠宮殿下が、結婚する段階になったら今までの経緯を話すことが重要だとおっしゃっていました。それをお話になるんであれば、別に質問は要らないんですよ。お2人から一方的にお話されればいいんですよね。その辺りも、なんのためにやるのかっていうところが私も見えません。でも、最低でもお気持ちだとか、いろいろ批判がある中で結婚に至るお気持ちだとか、そこは質問がなくてもお話になるだろうと思っています。」

Q.小室さんが勉強されていて3年半もお会いできなかった中で、眞子さまが待ってらっしゃったその思いが強いですから、お二人の結婚の決意とか、やっぱり結婚させて下さいというお話になるのですかね?

「そうですね。今の状況っていうのは、当然お2人とも把握されているでしょうしね。そういう中で皇族っていう立場と、一個人というお立場っていうものがあるわけですから、そのあたりをご自身の中でどういうふうに整理して、どういうことでこの道を選ばれたのかっていうところを、やはりご自身がお話しになった方が国民としても今回の結婚を理解しやすくなるんじゃないのかなと思ってるんですね。」

Q. 1つの区切りをつける、けじめをつけるという意味で、眞子さまも会見という形を取って皇籍を離脱しましたというけじめをつけて、国民の皆さんに見て頂くという会見になりそうですね?

「そうなってほしいですね。そのあたりは、記者の方々も忖度する必要はないんですけれども、理解を示すっていうか、理解したうえで記者会見に臨んでほしいと。双方ともそういう気持ちといいましょうか、そういうものを持って記者会見が行われればいいと思っています。」

(情報ライブミヤネ屋 2021年10月18日放送)

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