記事

眞子さまが武蔵野陵を参拝し結婚報告

　10月26日に結婚予定の秋篠宮家の長女・眞子さまが、曽祖父母にあたる昭和天皇と香淳皇后の陵を参拝し、結婚を報告されました。一方、お相手の小室圭さんは、新型コロナの隔離期間があけ12日から外出可能となり、結婚へ向けた本格的な準備に入るとみられています。元・日本テレビアナウンサーで、皇室ジャーナリストの久能靖(くのう・やすし)さんが独自解説します。

　12日、眞子さまが参拝された武蔵陵墓地(むさしりょうぼち)とは、東京八王子にある、昭和天皇・皇后と大正天皇・皇后のお墓です。面積は約47万平方メートル（東京ドーム10個分）で、一般の方の参拝も午前9時～午後4時（一部期間を除いて通年）で可能です。

　天皇陛下をはじめ皇族の方々は、節目に昭和天皇陵を参拝されています。これまで、上皇さまが即位をされた時、天皇皇后両陛下がご結婚された時、眞子さま・佳子さまは、大学を卒業された時などに参拝されています。そして、2021年1月は、昭和天皇の命日に行われる「昭和天皇祭」には、眞子さまが皇族代表として参列されました。

Q.武蔵陵には皇族の方は節目節目で報告に行かれるのですね？
（皇室ジャーナリスト・久能靖さん）
「そうです、結婚の報告ばかりではありません。色々な節目の儀式では必ず参拝なさいます。」

Q.眞子さまはマスク姿でしたが、どのように見られましたか？
「マスクをしておられたので、細かい表情まで分かりませんけれども、体全体から、やはり結婚が決まって、いよいよご自分の希望が叶うという幸せ感といいましょうか、全体にこう落ち着いた雰囲気を感じました。」

　今後の日程ですが、17日には神嘗祭賢所の儀があり、26日には結婚・会見が行われます。

　はたして、どんな会見になるのか…。元宮内庁職員の山下さんによると、「お二人の会見を行うと言ったのは宮内庁なので、宮内庁仕切りで行うのではないか。お二人が結婚に際し、国民に話しておくべきことを一方的にお伝えする場になる可能性もある。秋篠宮殿下のお気持ちを受けての会見なのでは」ということです。会見場は、これまで結婚式と披露宴の間に式場などで行う場合が多かったですが、今回は婚姻届けの提出のみのため不明です。

Q.婚姻届を提出して皇籍を離脱されたら一般の方になりますが、会見は宮内庁が仕切るのか、場所はどこになるのか？

（皇室ジャーナリスト・久能靖さん）
「これは眞子さまが婚姻届を出された瞬間に民間人になられているわけですから、宮内庁の庁舎であるとか、あるいは宮邸でというわけにいかないわけです。ですから、どこで会見するかってことはまだ決まっていませんけれども、私の感じではどこかホテルかなんかじゃないかなって気がします。ただそれも宮内庁がセッティングするというよりも、これは秋篠宮家の問題であるわけですから、秋篠宮家の方々が何かお手伝いをするという形になるんじゃないかなと思います。」

小室さんの母の元婚約者がコメント発表

　一方、小室さんの母とその元婚約者との問題では、10月10日に元婚約者の男性は文書を公表しました。金銭問題で騒がせたこと、眞子さまのご病気公表に責任を痛感しているなど謝罪の思いや、小室圭さんについては、圭さんから解決金提案について本人の意思が知りたいということ、結婚を控えた圭さんの気持ちを無視する訳にもいかずどうしたらよいか苦慮している、なるべく早く解決したい。という現在の状況などを明らかにしました。

　なぜ、このタイミングでコメントを発表したのか。番組では、10月11日に小室さんの母の元婚約者の代理人を独自取材しました。元婚約者の代理人によると「コメントを発表したタイミングについて、9月1日『年内結婚へ』と報じられて以来、自分の気持ちを整理し、文書にするまでに1か月ほどかかったのではないか」ということです。9月14日に、小室家側の代理人弁護士から「佳代さんの代わりに圭さんと話をするのはどうか？」という提案があり、婚約者の方に伝えると、沈黙し、困惑している様子だったということです。

小室さんの母と元婚約者の問題

Q.元婚約者の方もどのようにしたらいいのか困惑しているでしょうが、コメントを出したことによってまた複雑になったのでは？

（皇室ジャーナリスト・久能靖さん）
「それは、ありますね。1つは、やはり小室圭さんのお母さんと元婚約者の間の話ですから、実際問題としては小室さん自身は関係者でないわけです。直接受けているわけではないわけです。ですから、小室さんが乗り出して来て色々話し合うといっても、どこまでお母さんの気持ちを汲んで本当のことをしゃべれるのかっていう問題が残っていると思うんですね。」

Q.婚約者側から『お金を返してもらうつもりは無かった』という話が出て来て、返済を求める内容の手紙が数年後に来て、小室さん側も困惑はあるでしょうか？
「あると思いますね。ただそこのところは、本当にお母さんと元婚約者の間の問題なのであって、小室圭さんがどこまで本当にお母さんからその話が聞き出せるかも分からないと思うんです。母親と元婚約者の間の話なのだと思うんですけれども、その中で重要になってくるのは、小室さんが長い文章を出された中でも、感謝の言葉というのはないわけです。だからそこのところが実際に返す必要もないお金だったとしても、お世話になったことは間違いないわけですから、そこのところでやはり小室さん自身も『お世話になりました』と、返す必要はないかもしれませんけれども『ありがとうございました』という言葉があれば、だいぶ違っていたんじゃないのかなって気が私はします。」

Q. 小室圭さんも、眞子さまのことをお考えになるとするならば、解決の糸口を見出してから、結婚会見というのが理想だと思うんですけれども？

「本当にそのとおりだと思います。ただ今のところ結婚式までの間にすべてが解決するかっていうと、私は、それは無理じゃないかという気がします。その後いったいどういうふうにしていくのかっていうところが、まだ見えていないということが言えると思います。」

眞子さまはニューヨークで働く？

　10月26日に婚姻届けを宮内庁職員が代理で提出。区役所・市役所で受理されると、眞子さまは、戸籍を得ることになります。その後、会見される予定です。一般国民となられた眞子さまは、パスポートを入手し、ビザを申請するというような手続き踏み、渡米される見通しです。

Q.眞子さまもおそらくニューヨークに行かれると思いますが、日本では博物館でも勤務されているし、向こうでもお仕事を考えていらっしゃるのでしょうか？

（皇室ジャーナリスト・久能靖さん）
「皇族である限りは職業選択の自由というのはないわけですけれども、一般国民になられれば、どこで働かれようと、それは構わないわけです。非常にそういった知識をお持ちなわけですから。アメリカに渡られて本当に向こうで生活なさるということになれば、私はそれなりの職に就かれる可能性っていうのはあると思います。」

アメリカでは“眞子さまの追っかけ”が心配

Q. 眞子さまはPTSDを公表されましたが、まず健康になっていただくことが一番ですよね？

（皇室ジャーナリスト・久能靖さん）
「そう思いますね、ただ私がちょっと心配していますのは、アメリカに行かれればそういう誹謗中傷といわれてるようなことが無いのかどうか、というのが1つあるのと、アメリカの場合は、ロイヤルファミリーに対する敬意っていうのは持っているんですけれども“追っかけ”のようなことが、しばらくの間は起こるんじゃないかと。」

Q.ヘンリー王子とメーガン妃のように？
「そうそう、そうすると本当に向こうに行って、眞子さまの健康が戻るのかどうかっていうのは、私はまだ疑問が残っているんです。」

（情報ライブミヤネ屋　2021年10月12日放送）