10月25日の「ミヤネ屋」で、佐藤佳奈アナウンサーからの質問を受けました。
「祝い膳」
のアクセントは、どうなんでしょうか?と。「NHK日本語発音アクセント辞典」には載っていなかったそうです。一応、私は、
「イ/ワイ\ゼン」
と答えたのですが、ナレーターの鹿瀬さんは、
「イ/ワ\イゼン」
と読んでいました。
そこで放送終了後に改めて「NHK日本語発音アクセント辞典」で「祝い○○」という言葉を調べてみました。すると、
「祝い歌」=「イ/ワ\イウタ」「イ/ワイ\ウタ」
「祝い着」=「イ/ワ\イギ」「イ/ワイ\ギ」
「祝い事」=「イ/ワイゴト」
「祝い酒」=「イ/ワ\イザケ」「イ/ワイ\ザケ」
「祝箸」=「イ/ワイバ\シ」
「祝い日」=「イ/ワ\イビ」「イ/ワイ\ビ」
「祝い物」=「イ/ワイモノ」「イ/ワイモノ\」
と「祝い○○」の言葉が載っていました。
そうか、つまり、
「『祝い』は『イ/ワ\イ』」
だから、それに「○○」が付いたら、そのアクセントを保って、
「イ/ワ\イ○○」
で「ワ」の後に下がるけど、複合語が「一語」として結合が強くなってきたら(つまり言葉として、こなれてきたら)、アクセントが後ろにずれて、後ろの単語の前まで引っ張ってきて、
「イ/ワイ\○○」
となる。そして更に結合が強くなると、「平板」や「尾高」の、
「イ/ワイ○○」「イ/ワイ○○\」
になるのではないかなと思いました。
いかがでしょうか。
(2024、11、14)