9505「黒子の読み方」

2024 . 7 . 19

9505

 

 

<2013年10月30日に書きかけていました>

黒い衣装を着て舞台上に登場し、観客から見えていても「いないもの」として存在する役の人を、

「黒子」

と言います。この読み方ですが、もともと正しくは、

「クロゴ」

と「子」を「ゴ」と濁ります。しかし、今や放送では「子」が濁らない「コ」の、

「クロコ」

も「許容」となっています。漢字表記は、

「黒衣」

とも書きます。その場合は「表外訓」なので「くろご」とルビを振りますが。

その日の「ミヤネ屋」の放送前に、そういった説明をして、

△「クロコ」→○「クロゴ」

と注意を促したのに、ナレーターさんが2回とも、

「クロコ」

と「濁らず」に読んでいたのは、「△」を付けたからかなあ・・・?

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と、書いてから「11年」経ちました・・・毎日同じようなことをやっていますが、毎日内容は変わっています。さて、この「黒子」は、もう一つ読み方がありますね。そう、

「ホクロ」

です。まあ、文脈で間違うことはないでしょうけど、

「黒子の黒子」

だけ出て来たらさあ、何と読むか?

「クロゴのホクロ」

なのか?

「ホクロのクロゴ」

なのか?

分かんないよなあ。こういうのは、

「必ず、読み仮名のルビを振る」

ようにしないといけませんね!!

 

(2024、7、18)