2024年6月13日の「日経新聞」の最終面(文化面)で、
「盲学校で手品 音と触覚の妙」
というコラムを、今西雅次という方が書いていました。今西さんは、
「京都府立盲学校」
で数学の非常勤講師をやりながら、
「盲学校マジック」
を追究しているそうです。最近、
「盲学校」「ろう学校」
という言葉を見かけなくなりました。これらは、
「特別支援学校」
に変わったのかと思っていましたが、全てが変わったわけではないのですね!
「視覚障害リハビリテーション協会(JARVI)」
という団体のサイトを見たら、「盲学校一覧」が載っていました。
https://www.jarvi.org/schools_list/
それによると、「盲学校」「視覚支援学校」「視覚特別支援学校」「支援学校」「特別支援学校」「盲特別支援学校」「盲学院」「視覚総合支援学校」「総合支援学校」「その他」という種類の学校がありました。私が数えた地域別の学校数は、以下の通りです。
【地域】北海道・東北・関東・甲信越・北陸・東海・近畿・中国四国・九州沖縄
<学校数>4 ・7 ・13・ 5 ・3 ・7 ・7 ・ 9 ・ 11 計66校
「盲学校」3 ・3 ・ 8・ 3 ・2 ・4 ・5 ・ 5 ・ 6 39
「視覚支援学校」1・4・0・ 0 ・0 ・0 ・0 ・ 2 ・ 1 8
「視覚特別支援学校」0・0・1・0・0 ・3 ・1 ・ 0 ・ 3 8
「支援学校」0・0 ・1・ 0 ・0 ・0 ・0 ・ 0 ・ 0 1
「特別支援学校」0・0・1・ 0 ・0 ・0 ・1 ・ 1 ・ 1 4
「盲特別支援学校」0・0・1・0 ・0 ・0 ・0 ・ 0 ・ 0 1
「盲学院」0 ・0 ・ 0・ 1 ・0 ・0 ・0 ・ 0 ・ 0 1
「視覚総合支援学校」0・0・0・0・1 ・0 ・0 ・ 0 ・ 0 1
「総合支援学校」0・0・0 ・0 ・0 ・0 ・0 ・ 1 ・ 0 1
「その他」0 ・0 ・1 ・1 ・0 ・0 ・0 ・ 0 ・ 0 2
という具合でした。いまだに「盲学校」という名前の学校が全体の「3分の2」なのですね。勉強になりました。